耳垂れは耳の穴からでてくる分泌物の総称で、かぶれやアレルギーによる湿疹、傷の細菌感染などが原因で起こります。
特に外耳炎の症状は痒みが伴う事もあるので、つい触ってしまい炎症をひどくしてしまうこともあります。
そういった事を防ぐために、また病院にいくほどではないかも・・・というような時に使える市販薬についてご紹介したいと思います。
ベトネベートN軟膏AS
ベトネベート軟膏は他の湿疹用の軟膏と違うのは抗生物質が配合されている事です。そのため化膿した湿疹にも使用する事が出来ます。また、市販薬では強めのステロイド成分が含まれていて湿疹、かぶれなどの被布の炎症に優れた効果が期待できます。
抗生物質、ステロイド剤が配合されたお薬ですので患部の状態を見ながら使用し長期に渡って使用を続けないように注意しましょう。
ベトネベートN軟膏ASの詳細は以下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
サンクロン軟膏
サンクロン軟膏はクマザサが原料のニキビ、やけど、切れ痔、耳垂れなど、皮膚の炎症全般に使える万能な軟膏薬です。そして肌が弱い人や赤ちゃんでも安心して使えるお薬です。
パピナリン
パピナリンは市販の耳下治療薬で、鎮痛・殺菌作用によって耳の痛みやかゆみ、耳垂れに効果があります。自己判断で長期の使用は好ましくないので、5~6日使用しても改善が見られない場合は使用を中止しましょう。
パピナリンの詳細は以下の記事で解説しているので、ぜひご覧ください。
フルコートf軟膏
フルコートf軟膏はステロイド剤の一種がと抗菌剤が配合されているので抗炎症作用により皮膚の炎症を抑え化膿した患部にも効果があります。軟膏を基材としているので皮膚を保護する作用があり、ジュクジュクした患部にもカサカサした患部でも使えます。
フルコートf軟膏の詳細は以下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
クロマイ‐N軟膏
クロマイ‐N軟膏には2種類の抗真菌薬が配合されていて化膿性皮膚炎に効果がある塗り薬です。また、患部を保護する軟膏ですのでジュクジュク・カサカサどちらでも使えます。
抗菌剤が配合されている薬全般に言える事ですが、改善がみられないまま長期で使い続けると耐性菌を作る危険性がありますので、長期間の使用は避けましょう。
クロマイ-N軟膏の詳細は以下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
オイラックスA
オイラックスAには合成副腎皮質ホルモン剤がふくまれていて、優れた抗炎症作用により炎症を鎮めます。ステロイド外用剤の中では「弱い」分類に入りますが、かゆみ止め効果と皮膚の組織修復を助ける成分も含まれていますので、通常数日程で効果が現れます。
オイラックスAの詳細は以下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
耳垂れの原因が外耳道などの傷や湿疹などの場合は市販薬で症状が改善されるケースもありますので直ぐに病院に行けない時などに応急処置として利用すると良いでしょう。
抗生物質やステロイド剤が含まれている物も多いので長期間の使用は避け、変わった症状が出た場合に使用をやめて病院を受診する事が必要です。
また、耳垂れは細菌やウイルスが中耳に感染しておこる中耳炎の症状として出る事もあります。そのような場合は耳垂れだけでなく耳の中の痛みが強く、発熱を伴う事もあります。治療が遅れると難聴の原因にもなる事がありますので、このような症状がある時には市販薬での対処ではなくすぐに病院を受診するようにしましょう。