皆さんは足の付け根に痛みを感じることはありますか?足の指は全体重を支え、体のバランスを保ってくれるうえで、日々の日常生活はおろか、運動をするうえでは欠かせません。そんな足の指の付け根に痛みを感じると、何気なく行っていた一挙手一動まで憂鬱になってしまいますよね。
そこで今回は、足の指の付け根が痛いときに考えられる原因と対処法をご紹介したいと思います。
目次
足の指の付け根が痛いときに考えられる原因
では、さっそく足の指の付け根が痛むという症状で考えられる原因を挙げてみたいと思います。
種子骨炎
種子骨とは、足の親指の付け根にある、豆粒大の大きさの軟骨です。この部分に炎症が起きてしまうことで、痛みを感じることがあります。原因としては、種子骨付近に強い負荷がかかった状態が継続されるなどが挙げられます。とくに、足に合わない靴やヒールを長時間はいていたり、スポーツなどで強い荷重がかかることで生じるといわれています。
外反母趾
親指の外側が腫れてくることにともない、痛みを感じます。原因としては、足に合わない靴や運動や仕事柄無理な体勢が続くことで生じることが多いです。腫れている部分が靴に当たることでさらに痛みが増長することがあります。
内反母趾
外反母趾と同様の原因で生じますが、発症する部位が足の小指側です。足の小指側が外反母趾と同様に腫れることで痛みを生じます。
中足骨骨頭痛
主に足の指の付け根に痛みを感じます。足の幅のアーチが崩れてしまうことで、足指の真ん中の部分に負荷がかかり、痛みを生じます。原因としては、高すぎるヒールや姿勢の悪化などが挙げられます。
痛風
痛風はなんらかの原因により、尿酸量が増えることで生じます。足の指の付け根に痛みを感じ、1〜2時間ほどで腫れあがり、強烈な痛みを感じるといわれています。
足の指の付け根が痛いときの対処法
では、先に挙げたような原病に対してどのような対象法を講じれば良いのでしょうか。
種子骨炎の場合
種子骨炎は足の親指付近に無理な負担がかかることで痛みを感じますので、原因となる荷重を和らげる、普段行っているスポーツをお休みするなどの処置が大切です。
外反母趾・内反母趾の場合
外反母趾や内反母趾は、姿勢の悪化や足に合わない靴などが原因となり生じます。したがって、これらの原因を取り除き、履きやすく足の形に合った靴選びが重要となります。
中足骨骨頭痛の場合
こちらの原因も、高いヒールや仕事柄悪い姿勢が続いてしまうことなどが原因として挙げられます。したがって、足に負荷がかかるような靴を痛みや腫れがあるときは控える、姿勢を正すことが大切です。
痛風の場合
痛風の原因は、普段の生活習慣によることが多いといわれています。アルコールの摂取やタバコなどの嗜好品は症状を悪化させますので、これらを控えて、痛みが酷い場合はロキソニンやアスピリンなどの鎮痛剤を用いましょう。
まとめ
気になる足の指の付け根の痛み。多くは足への過剰負荷や合わない靴などが原因ですが、病気由来のものもありますので、普段の生活から原因が思いあたらない場合は、早めに総合内科や形成外科の受診を受けましょう。