毎日私たちの体を支えてくれている足。そんな足の負荷を一手に負っている足についている指が腫れると、なにか異常が起こっているのではないかと心配になりますよね。足の指が腫れるという症状から考えられる原因にはさまざまあります。
そこで今回は、足の指が腫れたときに考えられる原因と対処法をご紹介したいと思います。
目次
足の指が腫れの原因
足の指と一言に言っても10本もあり、腫れる部位によって考えられる原因は異なります。では、さっそく足の指が腫れる原因を挙げていきたいと思います。
痛風
痛風はアルコールの過剰摂取や肥満といった生活習慣から、本来自身の体を守ってくれるはずの免疫が自身に向いてしまうことで起こる症状です。主に足の痛みやしびれ、腫れといった症状がみられます。
外反母趾
外反母趾は足の親指の外側が変形し、横に突き出たように腫れてしまう症状がみられます。原因としては、きつかったり、足に合わない靴の着用によって生じるといわれています。
内反母趾
外反母趾の反対で足の小指付近が腫れる症状です。こちらの原因も外反母趾同様きつい靴や足に無理な荷重がかかることで生じます。
モートン病
足の先が無理な姿勢を強いられることで生じます。とくに、中年以降の女性に多く見られ、熱をもったような痛みや腫れをともないます。
疲労骨折
足の指の曲げやひねりなど強い力がかかったり、繰り返し同じ負荷がかかることで生じます。足の指の付け根に近い第1関節や第2関節に頻発するといわれています。
脱臼
足が無理な方向に曲がってしまったり、ひねることで生じます。症状としては、関節のずれにともなう痛みや腫れ、変形がみられます。
足の指の腫れの対処法
では、これらの原因に対してどのような対処法を講じれば良いのかみていきたいと思います。
痛風
痛風は一度なってしまうとなかなか変えられない生活習慣などから長引いたり、繰り返すことが多い病です。基本的にはアルコール厳禁、たばこなどの嗜好品も控えることが大切です。激しい痛みをともないますので、発作時にはアスピリンやロキソニンなどの鎮痛剤で対処することが挙げられます。
外反母趾・内反母趾
これらの原因は足に合わない靴や誤った歩き方が原因だといわれています。したがって、高すぎるヒールを履かないことや、自分の足に合った靴を選んで履くことが重要です。
モートン病
こちらも外反母趾などと同様、足に合わない靴が原因であることが多いです。したがって、足が窮屈になるような靴は避け、自分の足に合った靴やソールを着用するように心がけましょう。
疲労骨折
足の指に過度な負荷や無理な体勢が加わることが原因となりますので、そういった思い当たる行動を避けることが回復への第1歩となります。
脱臼
脱臼は生じた後約8時間以内に関節の位置を元に戻す処置が必要であるといわれています。したがって、脱臼したと思ったら、すぐに形成外科などの診療を受け、適切な処置を受けましょう。
まとめ
足の指に起こる腫れ。日々使う部位ですので、何が原因かを特定し、早めの処置を講じることが大切です。