本当に辛い肩こり。何をしても治らないようなひどい肩こりには、もしかしたら筋肉注射が効くかもしれませんよ。注射と聞くと、ちょっと痛そうですが、その肩こりの痛みに比べれば一瞬ですので、ぜひ参考にしてみてください。ここでは、そんな肩こりに筋肉注射は効果的なのかや注射の期間・費用についてまとめていきたいと思います。
筋肉注射とは
まず、筋肉注射とは何かを説明します。筋肉注射と聞くと「痛い!」というイメージが強いかと思いますが、他の注射と比べると確かに痛いと思います。
それは、他の注射と違い、血管より下の深部に注射するため、太くて長い針を使うので痛いのです。
しかし、筋肉には血管が豊富に通っているため、筋肉注射は他の注射と比べて薬液の浸透が早く、油性や混合の液の注射もできます。強い痛みには効果が高い注射と言えます。
肩こりに効果はあるの?
痛い筋肉注射ですが、実際に肩こりに効果があるのでしょうか?答えはイエスです。
なぜなら、肩こりは筋肉の痛みですので、筋肉に直接薬液を注射すると、効果の発現も早く、強い痛みでも緩和されるためです。その中でも、整形外科でよく行われる保険適用の筋肉注射には、次の2種類があります。
一つ目は、「神経ブロック注射」です。これは痛みのある周囲に注射をして、神経の伝達を一時止めて痛みを和らげます。また、血流を良くするため、コリが緩和されたり回復したりします。使用薬物は麻酔薬です。
二つ目は、「トリガーポイント注射」です。これは、コリの中でも押すと特に痛い部位であるトリガーポイントに直接注射することで痛みを緩和します。即効性がある反面、持続性があまりないです。使用薬物は生理食塩水などです。
保険適用外では、筋肉を麻痺させてコリを和らげる、ボトックス注射がありますが、病院によってはしていないところもあります。
費用や期間はどれくらい?
保険適用の場合は、そこまで高額にはならないでしょう。神経ブロック注射の費用は1回5,000円前後です。平均すると1ヶ月ほど期間をあけて3回ほど注射しますが、効き方には個人差があり、また医師の診断によって回数や期間はまちまちです。
トリガーポイント注射は、1回1,000円前後で比較的安くできますが、効果の持続時間が短いため、短期間に何度も繰り返しするような方もいます。ボトックス注射は、保険適用外のため自費診療です。そのため、医療機関によって差があります。
まとめ
ゴリゴリと岩のような肩こりに悩んでる方、慢性的なものだから仕方ないと諦めるのではなく、一度病院へ相談に行くのもいいと思います。注射は怖いかもしれませんが、肩が軽くなると気分も良くなりますよ。