春から夏にかけて汗ばむ時期は、紫外線も増え、薄着で肌の露出が増えたりすることで、あせもや虫刺されなどの肌トラブルが気になりますね。
また、乾燥して寒い冬にはドライスキンやしもやけなどが起こりやすいです。このように、外気にさらされているお肌のトラブルは年中気になりますね。
ここでは、このような湿疹・皮膚炎の症状に優れた効果を発揮するお薬フルコートf軟膏について解説していきます。
効果
フルコートf軟膏は化膿を伴う、
- 湿疹
- 皮膚炎
- あせも
- かぶれ
- しもやけ
- 虫刺され
- 蕁麻疹
- とびひ
- めんちょう
- 毛のう症
などの症状に効果があります。
フルコートf軟膏の成分、フルオシノロンアセトニドはステロイド剤の一種で抗炎症作用により、皮膚の炎症を抑えます。
また、フラジオマイシン硫酸塩も配合されており、細菌の増殖を防ぐ働きがあるため、化膿した患部に効果を発揮します。
軟膏を基材としているため、皮膚を保護する作用と水分の蒸発を防ぐ作用があり、ジュクジュクした患部にもカサカサした患部にもどちらにも使えます。1日1~数回、適量を患部に塗布して用います。
副作用
副作用としては、発赤や発疹、かゆみなどが個人差はありますが見られることがあります。また、水虫・たむしなどの白癬、にきび、化膿症状を起こしている部位に刺激感が起こることがあります。
いつもと違う症状が出た際には、すぐに服用を中止し、医療機関を受診するようにしましょう。
患部が手のひら2、3枚分をこえるほどの広範囲の方、顔や口唇などの粘膜に使用する方、深い傷ややけどの方、また、妊娠の可能性のある方は医師、薬剤師、登録販売者に相談してから使用するようにしましょう。
5~6日間使用しても改善しない場合は、使用を中止し、医師・薬剤師・登録販売者に相談するようにしましょう。
まとめ
フルコートf軟膏は指定第2類医薬品に分類され、薬局、ドラックストアで薬剤師および登録販売者から購入することができます。
ステロイドの強さは弱い、おだやか、強い、非常に強い、最も強いと5段階に分けられますが、フルコートf軟膏の含有成分であるフルオシノロンアセトニドは「強い」に分類されます。
長期連続使用は避け、効果が感じられない場合はほかの原因が考えられますので、医療機関を受診することをお勧めいたします。
近年、市販薬として薬局、ドラックストアで手軽に薬を購入することが可能となっています。手軽に手に入る市販薬ですが、ご自身の健康のためにも正しい使用方法を守りましょう。