水晶体が白く濁ってしまうことで視力が低下する白内障。現時点では治すことのできる目薬はありません。ですが、点眼薬や内服薬によって進行を抑えることが可能です。今回は、そんな白内障の進行予防に効くと言われている市販の目薬を紹介していきます。
新黄珠目薬
タキザワ漢方廠から発売されている「新黄珠目薬(しんおうじゅめぐすり)」は、生薬が主成分の目薬です。
こちらは、白内障治療や予防専用の目薬ではありませんが、白内障の手術をした方や治療中の方に人気のある目薬です。
ベルベリンとグリチルリチン酸の2つの生薬成分と角膜保護成分のコンドロイチン硫酸も配合されており、かすみ目や眼精疲労などが改善されます。使用して視界がクリアになったと感じられる方もおられる、目に優しい目薬です。
また、新黄珠目薬については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
ロートVアクティブ
ロート製薬が発売している「ロートVアクティブ」は、年齢などにによる疲れ目やかすみ目の回復力を高める目薬です。
代謝促進活性処方のパンテノール・タウリン・ビタミンB6の3つの成分が角膜細胞を元気にすることで、角膜代謝を促進してくれます。
ピント調整機能を高めるネオスチグミンメチル硫酸塩が配合されているので、辛い眼精疲労を回復してくれます。
加えて、涙を保持するコンドロイチン硫酸エステルナトリウムも配合しているので、涙の分泌量が低下したことで見えづらくなることも多い加齢などに伴う乾き目の症状を改善してくれます。
また、ロートVアクティブについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
クララスティル
こちらの「クララスティル」は、Nアセテルカルノシン(非加水分解カルノシン)溶液を1%含んでおり、白内障などの改善に効果的だと言われている点眼薬です。
Nアセテルカルノシンを点眼することでカルノシンに変化し、眼球の水溶液に直接入り込むことで強力な酸化防止剤として作用することで白内障の治療に効果があると期待されています。
他にも、同じNアセテルカルノシンが配合された目薬として、CAN-Cやジェネリック薬品のシーナックなどがあります。
こちらは、国内では販売されていない海外の目薬になります。購入される場合は、個人輸入する必要があります。気になった方は「クララスティル 個人輸入」で検索してみてください。
ちなみに、EUでの安全規格CEマークを認可されてるので、個人輸入であっても安心してご利用いただけます。(とはいえ、使用に関しては自己責任となります。)
また、クララスティルについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
まとめ
白内障の予防に効果的なおすすめ目薬と改善に役立つ目薬をご紹介しました。国内で市販されている目薬は、直接白内障の治療をすることはできませんが、予防や症状の改善などに役立ちます。上手に目薬を活用することで、眼精疲労を改善しましょう。