疲れ目やかすみ目、目のかゆみなどは年齢を問わず現代人の多くが悩まされている目の症状ではないでしょうか。
パソコンやスマートフォンの画面を長時間見ていて目が疲れる、アレルギーで目がかゆい、年齢とともに目がかすむことが多くなったなど症状や原因は人それぞれです。
そういった症状の緩和に目薬をさす人も増えているようです。そこで、今回は、新黄珠目薬の効果や副作用について解説していきます。
効果
新黄珠目薬の特徴は、古くから漢方薬として用いられている「生薬由来成分(ベルベリンとグリチルリチン酸)」が配合されていることです。
ベルベリンには結膜炎などの原因となるブドウ球菌の発育を阻止する作用が、グリチルリチン酸には炎症をおさえる作用があります。
その他にも、クロルフェニラミンマレイン酸塩がアレルギー症状の原因となるヒスタミンの働きをおさえてかゆみや炎症をやわらげます。
新陳代謝を活発にして傷ついた目の組織の修復を促すビタミンB6や角膜保護成分であるコンドロイチン硫酸エステルナトリウムが配合されているので、眼病予防にも効果があります。
これらの有効成分の作用によって目の様々な症状(疲れ目、充血、かゆみ、かすみ目)を改善します。
使用方法は、1日2~3回・1回3~6滴を点眼してください。目やにや雑菌で薬液が汚染されるのを防ぐために、点眼時には容器の先がまぶたやまつげなどに触れないように注意してください。
ソフトコンタクトレンズが変質することがありますので、ソフトコンタクトレンズを装着したまま使用しないようにしましょう。
副作用
新黄珠目薬は副作用のほとんどない目薬です。添付文書に「皮膚の発疹・発赤・かゆみ」「目の充血・かゆみ・はれ・しみて痛い」と書かれていますので、使用中にそれらの症状がみられる場合には、使用を中止して医師や薬剤師に相談するようにしてください。
まとめ
疲れ目やかすみ目、目のかゆみなどの症状は、たいていは我慢ができないような強いものではないかもしれません。
しかし不快な症状であることにはかわりなく、できれば症状をなくしたいものです。原因によってその対処方法は違いますが、目薬を使用することで症状を緩和できることもあります。
不快な症状があると集中力がなくなったり、気分がすっきりしなかったりもします。目薬を使用して症状をやわらげることで、気持ちもすっきりさわやかになるでしょう。
ちなみに、新黄珠目薬の黄色はベルベリンの色です。衣服につくとシミになることがありますので、点眼するときには衣服につかないように気をつけましょう。ティッシュや清潔なガーゼを目の下にあてて点眼すると安心です。