テレビなどでも紹介されている花粉症の症状改善に効果がある「じゃばら果汁」ってご存知ですか?
今回は、話題の「じゃばら果汁」とは何か?じゃばら果汁の花粉症への効果と飲み方や注意点についてまとめます。
じゃばら果汁とは
「じゃばら」とは、和歌山県の北山村に自生していた柑橘類で、ゆずやかぼすの仲間になります。「じゃばら」とは、とてもユニークな名前ですが、「邪気をはらう」ということから「じゃばら」と命名されたそうです。
じゃばらは、果汁が多くて、種が少ないのが特長で、その味は、酸味があり、ほのかな苦味もあります。このじゃばらから搾った果汁が「じゃばら果汁」です。
花粉症への効果
「じゃばらは、花粉症に効果がある」との口コミで評判になり、徐々に調査・研究が行われ、じゃばらの果実や果皮に、アレルギーを抑える効果のある「ナリルチン」というフラボノイドが豊富に含まれていることがわかってきました。
特に、果皮に多く含まれています。
花粉症は、植物の花粉に対して、体の免疫が抗体を作り、花粉と抗体がくっつくと、肥満細胞からヒスタミンなどのアレルギー反応を起こさせる物質が遊離され、アレルギー症状が現れます。
ナリルチンは、肥満細胞からアレルギーを起こさせる物質が遊離されるのを抑え、アレルギー症状を和らげる効果があるといわれています。
おすすめの飲み方
じゃばら果汁は、そのままストレートでも飲めますが、酸味が強いので、水や炭酸水などで薄めたり、蜂蜜を加えたほうが飲みやすくなるようです。
じゃばら果汁にはちみつ、牛乳を加えて、一晩冷蔵庫で寝かし、飲むヨーグルト風飲料にして飲むこともできます。
また、少量のじゃばら果汁と焼酎や梅酒、ウォッカ、ジンなどお好みのお酒と割って飲む方法もあります。
その他、焼き魚や酢の物、お鍋など、料理の味付けに加えるのもよいです。
飲む際の注意点
じゃばら果汁は、酸度が高いため、空腹時に飲むのは避けましょう。
また、花粉症に効果的なフラボノイド「ナリルチン」は、じゃばらの果汁より果皮のほうに、さらに多く含まれていますが、じゃばらの果皮には、「リモネン」というアレルギーを誘発する物質に変わりやすい成分も含まれていますので、果皮の摂り過ぎには注意が必要です。
まとめ
じゃばら果汁には、じゃばら果汁に含まれる「ナリルチン」というフラボノイド成分が、アレルギー反応を起こさせる物質の肥満細胞からの遊離を抑え、花粉症の症状を和らげる効果があるといわれています。
花粉症の症状改善に効果があると口コミで広がったじゃばら果汁ですが、じゃばらの更なる研究成果も期待されます。
体質改善によって花粉症を治療する方法もあります。次は体質改善による花粉症の治療方法を見ていきましょう。