空気が乾いてくる季節になると体調も崩しやすくなってしまいます。そんな中でも喉と耳のかゆみ、これにはイライラとさせられる人は多いのではないでしょうか。
寒い時期になると喉と耳がかゆくなってくるという人もいるそうです。それにはどのような原因があるのでしょうか。対処方法も含めて紹介します。
喉と耳は繋がっている
喉と耳の奥がかゆくなるときは、同時に症状が出ていることがあります。
これは喉と耳が耳管という管で繋がっているためで、喉が炎症を起こすと耳の奥がかゆく感じ、耳の奥が炎症を起こすと喉がかゆく感じることがあります。
飛行機や標高の高い山に登ったとときに、「耳の奥が痛むとつばを飲み込んで治す」という方法がありますが、これは喉を耳がつながっていると実感できる例でしょう。
喉が炎症を起こし腫れてくると、実際には炎症を起こしていないのに耳の奥がかゆくなるのは、このためです。
喉が炎症を起こす原因
喉が炎症を起こす原因はいくつかあります。風によるものやアレルギーによるものが代表的です。寒い時期になると喉や耳の奥がかゆくなる人は、温暖差アレルギーである可能性があります。
気温の変化によりアレルギー反応を起こすもので、対処方法としては、できるだけ体温を一定に保つ方法があります。寒い時期ならば、体が温まるような食べ物や飲み物を摂るように心がけましょう。
うがいも喉の痒みを抑えるのに有効です。喉の痒みは炎症を起こしていることが原因ですので、それを鎮めるためにうがいは効果的です。
あまりにひどい場合は、イブプロフェンなど炎症を抑える薬を処方してもらう必要が出てきますが。軽いものなら、市販のうがい薬を利用して対応することができます。
耳のかゆみには注意が必要
中には、耳掃除をしたら喉のかゆみが治まったという人もいるかもしれません。
先に述べたように耳と喉は管で繋がっているため、耳の奥を刺激することで、喉の神経も刺激されてかゆみが治まることはあります。
しかし、この方法はあまりお勧めできません。耳の奥はデリケートなのであまり刺激し過ぎると、外耳炎や中耳炎を引き起こしかねないからです。
耳の中が炎症を起こしてしまうと、治療中は触れることは許されませんので、かゆみを感じてもひたすら耐えるしかなくなります。
痒みを我慢することはかなりストレスになりますし、耳の炎症が重度の場合、治療が長期化しますので、自分で地獄を作るようなものです。
耳がかゆいと感じた場合は、耳鼻科に行って適切な処置をしてもらうようにしましょう。
最後に
喉が炎症を起こすものはいくつもあります。風邪や喘息、アレルギー反応など様々です。原因によって対処方法も変わってきますので、喉の痒みや耳のかゆみが何によって引き起こされているのかをしっかりと把握しましょう。
特にアレルギーについてはどれでも原因になり得ますので、油断は禁物です。自分の汗がアレルギーを起こすという人もいますし、太陽の光がアレルギーを起こすという人もいます。
極稀にタンパク質そのものにアレルギー反応を示してしまうという人もいます。このようにアレルギーの原因は確定したものはありません。世の中に存在する全てがアレルギーの原因となる可能性があります。
アレルギー体質と言われたことがなくても、突然アレルギー症状に見舞われることもあります。花粉症が良い例でしょう。
去年まで平気だったのに今年から花粉症になってしまった、という声は多く聞かれます。喉と耳にかゆみを感じたら、何かのアレルギー反応であることも考慮してください。