みなさんは手や足の指の間にかゆみとともに、湿疹ができた経験はありませんか?手足の間にできる湿疹から考えられる原因はさまざまなものが考えられます。
そこで今回は、手足の指のあいだにできる湿疹の原因とともに、それぞれの対処法をご紹介したいと思います。
目次
指や指の間にできる湿疹の原因
では、さっそく手足の指の間にできる湿疹の原因を挙げてみたいと思います。
原因1. 手湿疹
手の指にできる湿疹のなかで、よくみられるのが手湿疹です。手湿疹ができやすいのは、水仕事を長時間行う主婦や花屋さん、美容師さんなどです。
その原因としては、洗剤やシャンプーなどの化学物質により、肌の潤いが奪われ、肌本来の機能が失われることによって生じます。
原因2. 脂漏性湿疹
本来脂が分泌しやすい箇所に生じますが、体内バランスが崩れてしまったり、思春期などの皮脂の分泌が盛んな時には、指の間にも生じることがあります。
かゆみの強さはそんなに強くありませんが、長引くことがあるのが特徴です。
原因3. 接触性湿疹
きついストッキングや靴下、パンツなどを着用している時にきつい部分に湿疹が生じたり強いかゆみが起こることがあり、これを接触性湿疹といいます。湿疹が出ずにねずみ腫れのように腫れることもあります。
原因4. 皮脂欠乏性湿疹
乾燥や薬品による影響により乾燥が進むことで、湿疹やかゆみを生じることがあります。
原因5. 汗疱
汗疱の原因は未だはっきりしていませんが、汗が出る線である汗腺がかかわっているのではないかといわれています。かゆみをともなったり、ともなわないことがありますが、水泡様の湿疹ができます。
原因6. マラセチア毛包炎
発汗などが原因となり、マラセチア菌が繁殖することでかゆみや湿疹を生じます。
原因7. ダニ
イエダニやツメダニなどが原因となり、赤い湿疹と強い痒みをともなう症状が現れることがあります。
指や指の間にできる湿疹の治し方
では、さきほど挙げた原因の対処法を次にご紹介したいと思います。
手湿疹の場合
手湿疹の原因は水や薬品に長時間さらされることによる、肌のバリア機能の低下です。したがって、対処法としては、なるべく水を使用した後にはハンドクリームなどで保湿を心がけたり、ビニール手袋を使用するなどして水や薬品から手を保護することが肝心です。
脂漏性湿疹の場合
皮脂の過剰分泌やホルモンバランスの乱れが原因として指摘されていますので、油っこい食事を避けたり、ストレスや不規則な生活習慣を改善することが大切です。
接触性湿疹の場合
きつい靴下や下着といった原因となる肌に触れるものの着用を控えて、きつくないものを避けるようにしましょう。
皮脂欠乏性湿疹の場合
薬品や水など肌の潤いを奪うものの使用を避ける、または手湿疹と同様ビニール手袋を使用するなど、肌を保護するようにしましょう。
汗疱・マラセチア毛包炎の場合
汗腺や発汗が関連しているといわれている汗疱ですので、汗をかいた際はこまめにタオルなどで汗を拭い、清潔に保つようにしましょう。
ダニの場合
ダニは布団やソファなど長時間いる場所や湿った箇所を好みます。したがって、1週間に2〜3回は布団やマットレスを掃除機で綺麗にしたり、干すなどしましょう。ダニは高熱に弱いので、布団乾燥機を使用することもオススメです。
まとめ
不快な手指、足指間の湿疹。原因が何であるのかを特定し、原因を取り除くことが大切です。あなたの湿疹の原因は何かを把握し、対処法を講じましょう。