
こめかみの頭痛は脳内の血流の異常が原因で引き起こされる慢性の頭痛として現れます。その中でも原因、症状の現れ方によって幾つかの種類に大別されます。ここでは、このようなこめかみの頭痛の原因や左右で違い、さらに、痛みの現れ方についてまとめています。
こめかみの頭痛の原因は?
まずは、こめかみの頭痛の原因について見ていきましょう。
偏頭痛
偏頭痛は、ストレスや飲酒、喫煙などによって収縮していた血液が、緊張から解放されて血流が一気に増大することで起こると考えられています。
その他、偏頭痛は女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量にも関連して現れると言われ、月経の開始1~2日前から排卵時までに発症することが多いようです。
経口避妊薬を服用した際も偏頭痛を生じることがあります。片側なのこめかみ周辺に頭痛を感じることが多いですが、両側で頭痛を感じることもあります。偏頭痛は不定期にズキンズキンという脈打つような痛みが4〜48時間程度続くのが特徴です。
緊張型頭痛
身体的・精神的なストレスが多く重なることにより、首などの筋肉が収縮することで生じるのが緊張型頭痛です。痛みとしては頭全体が締め付けられるような痛みを感じます。後頭部や首筋に痛みが広がることもあります。
偏頭痛よりも感じる痛みは軽症で、痛みを感じたままでも仕事や家事はなんとかできるほどです。筋肉の収縮によって生じるため、ストレッチで筋肉をほぐしたり、シャワーを浴びて体を温めてやることで症状が和らぐようです。
群発頭痛
群発頭痛は、偏頭痛や緊張型頭痛に比べて発症頻度が低い頭痛で、ある期間に集中して発症することからこのように名付けられました。一度発症すると1〜2ヶ月間痛みを定期的に感じ、その後、症状が治まっても、数ヶ月〜数年後に再発するといった特徴を持ちます。
女性に比べて男性の方が発症しやすい病気として知られています。主にアルコールの摂取が発症のきっかけになり、特に眼球の奥に激しい痛みを感じるのが特徴です。また必ず頭部の片側が痛みます。アルコール以外にも喫煙や気圧の変化によっても発症することが知られています。
左右で違いはあるの?
さて、こめかみの頭痛に右と左で違いはあるのかということですが、こちらの答えは「いいえ」になります。偏頭痛の場合、片側だけが痛むこともあるようですが、「右だからこういう病気だ」や「左だからこういう病気だ」といった違いはありません。
痛みの現れ方は?
偏頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛では、痛みの感じ方、現れ方に明らかな違いが見られます。偏頭痛では脈打つような痛みが週2回〜月1回程度の頻度、緊張型頭痛では頭の両側を締め付けられるような痛みが定期的に毎日という頻度で、群発頭痛では目の奥がえぐられるような痛みが1〜2ヶ月の間にほぼ毎日という頻度で生じます。
まとめ
慢性の頭痛の多くは偏頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛に大別されます。これらの痛みの現れ方は区別がつきやすいので、自分に現れた症状をしっかり見極め、それに応じた対処を行いましょう。症状が重くなる場合にはためらわず病院での治療を受けることも重要です。