
一般的に高熱がでるということは、細菌やウイルスに感染している場合などが考えられます。高熱による合併症状として、頭痛を伴うことがあります。
通常は、3日程度で発熱は治まるものですが、高熱により、脳炎や髄膜炎にまで進行してしまうと重篤な状態になってしまいます。
下痢も同時に起こった場合は、より体力が奪われ、脱水症状から頭痛を伴うこともあります。今回は、高熱・頭痛・下痢が同時に起こる原因や対処法についてご紹介致します。
風邪などの高熱の際の頭痛の仕組み
高熱がでた際に、ズキズキとした頭痛が起こることがあります。このような頭痛は、頭の血管の状態と関係があります。細菌やウイルスが体内に侵入してきたことに対抗するために、免疫細胞の白血球を増やそうとする作用がはたらきます。
白血球を増やし活性化するためには、血管を拡張し血液循環を良くします。そのため膨張した血管がその周囲の神経を刺激することになるので、脈を打つような頭痛が起こります。頭痛が長引く場合は、髄膜炎などを起こしている可能性もあるので、早期に医療機関で診察を受けましょう。
高熱・頭痛・下痢が同時に起こったら?
それでは、高熱・頭痛・下痢が同時に起こる原因にはどのようなものがあるのでしょうか?また、どう対処したら良いのでしょうか?
細菌性下痢症の場合
消化管に細菌が感染したことが原因で高熱や下痢が起こる病気をいいます。細菌性胃腸炎とも呼ばれているもので、主に食中毒などで発症することが多く、細菌性赤痢、コレラ、腸管出血性大腸菌感染症などは、三類感染症に位置付けられ、医師による届出が必要になります。
細菌感染は数多く種類があり、カンピロバクター、サルモネラ、病原性大腸菌(O-157など)の場合は単に下痢だけでなく、血便の症状も現れることがあります。腸炎ビブリオなどに感染しても、高熱、頭痛、嘔吐、下痢などかなりつらい症状が現れます。
治療は基本対症療法で、高熱や下痢などにより脱水症状を起こしているので、点滴や経口からの水分補給が大切です。生菌整腸薬を処方されることもありますが、自己判断で下痢止めなどを服用しないようにしましょう。
基本は、からだの水分が失われないように補給しながら、体内に侵入した細菌を排出する必要があります。抗菌薬の使用は原因菌の種類や重症度、子供の場合などで異なるので、やはり自己判断はではなく、高熱、頭痛、下痢の症状が同時にある場合には、医療機関を早期に受診しましょう。
ウイルス性胃腸炎の場合
原因の主なウイルスは、ノロウイルスやロタウイルス、アデノウイルスなどがあります。ノロウイルスは乳幼児から成人まで幅広い年齢に感染します。
牡蠣やホタテなどやノロウイルスに汚染された食品を通じてや、調理している人の手などを介して広がり、集団感染を起こすウイルス性の食中毒は、ノロウイルスが原因の場合が多くあります。
アデノウイルス感染は乳幼児に多く、症状は軽症で治まります。ロタウイルスも乳幼児に感染し、経口感染のため保育所などでの集団感染もみられ、白色の下痢便が出ることがあります。
ウイルス性の胃腸炎に有効な抗ウイルス薬はないため、細菌性の胃腸炎同様、対症療法が中心になります。通常は3~4日で回復してきますが、脱水症状が続くことは危険なので、スポーツドリンクなどをこまめに摂取するなど水分補給が大切です。
まとめ
高熱、頭痛、下痢などが同時に起こることはからだにかなりの負担がかかります。風邪やインフルエンザ、食虫毒などでも同様の症状が起こることがあります。
自己判断ではなく、重篤な症状にまで進行させないためや、原因の病気の診断のためにも、早急に医療機関を受診することが大切です。