鼻を思いっきりかんだ時に耳がツーンとひっぱられるような痛みを感じたことはありませんか?実はこれを繰り返してると、耳も病気になってしまいます。そこで、今回は、鼻をかむと耳が痛くなる原因と対策についてご紹介します。
鼻をかむと耳が痛くなる原因は?
耳・鼻・口、全て体の中で繋がっています。鼻の穴があり、その奥に耳へと繋がる「耳管(じかん)」があり、さらにその奥にはノドがあります。
耳が痛む原因としては、鼻のかみ方が正しくないことが考えられます。鼻をかむときには、圧力を使って鼻水を出そうとします。この圧力が無駄に大量にかかってしまうと、耳の方にまで圧力がかかってしまい、耳が痛くなるということです。
このときに鼻水が表に上手く出てこず、圧力のせいで耳管を通って耳に鼻水がいってしまうと中耳炎となります。
中耳炎になると耳の聞こえも悪くなり、三半規管のバランスも悪くなり最悪の場合、鼓膜を切開することになります。重症にならないためにも正しく鼻をかみましょう。
正しい鼻のかみ方
- 鼻を片方ずつかむ
- 口を少し開く
- 強く思いっきりかむのではなく優しくかむ
- 鼻水を出しきる
たったこれだけのことで、難しいものではありません。また、鼻は力まかせにかむものではないということを覚えておいてください。
耳が痛くなったときの対策
耳の付近を冷やす
耳が痛くなったら、保冷剤をタオルにまいて冷やしてください。神経を麻痺させるので、痛みは軽減されます。しかし冷しすぎると、神経が麻痺しすぎて顔面神経麻痺にもなりかねませんので適度にしてください。温めると結構がよくなり、痛みが増すので気をつけてください。
耳鼻科にかかる
中耳炎になって耳が痛くなったら、正直自分の力で治すことは難しいです。耳の中をしっかり見てもらって、今耳の中がどうなっているのか診断してもらう必要があるからです。中耳炎にも、薬で治るものもあれば、切開しないと治らない場合もあります。
また、鼻をかんで耳が痛くて耳かきで耳をいじってたら、外耳炎に…なんて方もいます。その場合は治療が変わってきてしまうので、耳が痛いと感じたら耳鼻科にかかることをお勧めします。
鎮痛剤を飲む
鎮痛剤なので、もちろん耳の痛みにも効果はあります。もちろん薬の効き目が切れたら、また耳の痛みは出てきます。あくまで耳鼻科に行くまでの補助と考えてください。
まとめ
鼻をかんだときに耳が少しツーンとしただけであれば、耳鼻科にかかる必要はありません。その場合自分の鼻のかみ方について、見直してみてください。
鼻をかんでいないときも、痛みを感じたり、違和感があったり、聞こえが片方だけ悪い場合には必ず耳鼻科にかかるようにしてください。