
くるぶしの骨折は足関節骨折といいます。外からの強い衝撃や圧迫が加わり、外くるぶしや内くるぶしの関節部分が骨折してしまう状態をいいます。足の骨折の中で最も頻度の高い、足関節骨折の原因・症状・治療についてまとめてみました。
原因
足の関節を捻じったり、横方向や縦方向へ外から力が加わり、思わぬところで骨折は起こってしまいます。
その代表的な例として、
- スポーツ時の衝撃
- 階段での転倒
- 高い所での作業中の落下
- バイクや自転車での横転事故
- 子供ではベットや公園、学校の遊具からの落下
などが挙げられます。
とくに高齢者など「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」を患っている人は骨がもろくなっているので、ほんの少しの衝撃で折れてしまう危険性があります。
日頃からカルシウムを摂取したり日に当たったりして、骨の健康に気をつけましょう。筋力トレーニングをすることも大切です。
症状
なんらかの原因で足関節骨折を起こすと、
- 歩けない
- 腫れや痛み
- 皮下出血
- 変形
などの症状が出てきます。
歩けなくなる人が多いのですが、骨折したときに骨のズレがない場合、歩けてしまうこともあります。しかし、もし歩くことができても、腫れや痛みが酷いときは迷わず整形外科を受診してください。
治療
治療の目的は、足関節の骨のズレを元に戻すことです。きちんとした治療を受けないと痛みが残ったり、うまく歩けなくなったり、関節の軟骨が傷んでしまう「変形性関節症」になったりする場合があります。
後遺症を残さないためにも、きちんと最後まで治療を受けてください。治療には、大まかに分けて2つの方法があります。
保存的治療
ギブスや福木で骨がつくまで固定します。しかし、時間がかかるため、骨が弱くなったり足関節が動かしにくくなったりして回復が遅くなる場合があります。
骨折の内容によりますが、手術を勧められたときは、そちらの方が早く治癒することが多いです。
手術的治療
足関節骨折の多くは手術になります。骨折した骨を元の位置に戻して、足関節を動かしても骨がズレないように、ネジやボルトで固定します。
その後もう一度ネジやボルトを抜く手術をしますが、最近はチタン製なので必ず抜く必要がない場合もあります。術後は早い時期(術後の翌日くらい)からリハビリをはじめます。足を動かしたり持ち上げたりする練習をします。
普通にかかとをつけて歩けるようになるまで3-4週間、完全治癒までには8-12週間かかります。
治療費
最後に治療費を見てみます。骨折した箇所や治療の経過によるので人によってだいぶ差があると思いますが、だいたい保険適用の3割負担で、10-30万円くらいではないでしょうか。
しかし、高額医療制度が適用されるので、入院する場合は1ヶ月単位で標準的な収入であれば、80,100円~、その下で57,600円、35,400円となっています。
高齢者はもう少し低くなっています。この中に、ベット代や食事代は含まれていません。
まとめ
今回は、「くるぶしの骨折(足関節骨折)」の原因や症状、治療や費用についてまとめてきました。この記事を通して、くるぶしの骨折について理解を深めていただければ幸いです。