下痢してる時は、胃腸が弱っている状態です。そんな時は、胃腸にやさしい食べ物・飲み物を摂るのが良いですね。とはいっても、どんなものが良くて、どんなものは避けたほうが良いのでしょうか?今回は、下痢の時におすすめの食べ物と飲み物をご紹介します。
目次
食べ物一覧
下痢がひどく食欲のない時は、水分だけしっかりとり、無理に食べずに胃腸を休ませるのが良いです。落ち着いてきたら、消化の良いものを少しずつ摂るようにしましょう。下痢の時おすすめの食べものをまとめました。
おかゆ
消化のよい食べものの王道ですね。お米1:水10の10倍がゆくらいから始めるとさらに消化が良いです。
うどん
うどんも下痢の時など胃腸の調子が悪い時の強い味方ですね。小麦粉から出来ているうどんは、エネルギーにもなるし、たんぱく質も含み栄養的にも良い食べものです。お野菜と一緒にやわらかく煮込んで食べると良いですね。
はちみつ
はちみつには、殺菌作用があり、また、はちみつに含まれるグルコン酸は、腸内のビフィズス菌を増やす働きがあります。このはちみつの殺菌作用と整腸作用で下痢の改善が期待できます。
にんじん
にんじんは、水溶性の食物繊維であるペクチンが、弱った腸を回復させて、腸粘膜を守る働きがあるといわれています。
じゃがいも
じゃがいもにもにんじん同様に水溶性の食物繊維であるペクチンが含まれていて、弱った腸を回復させて、腸粘膜を守ります。デンプンが多いので、しっかり加熱して、消化しやすくしましょう。
バナナ
水溶性の食物繊維ペクチンが、弱った腸を回復し、腸粘膜を守ります。バナナは、カリウムを含むため、カリウムの補給にもなります。
りんご
りんごにも水溶性の食物繊維ペクチンが含まれていて、弱った腸を回復し、腸粘膜を守ります。カリウムも含んでいるため、下痢で失われたカリウムの補給にもなります。
注意点
下痢をしている時に避けたい食べものは、肉類や揚げ物などの脂質分の多いものや、ケーキやお菓子といった糖分の多いものになります。これらは、胃腸に負担がかかるため避けましょう。
ただし、肉類でも鶏のささみは、高たんぱく低脂肪で消化が良いため、下痢の時でも摂ることができます。
飲み物一覧
下痢の真っ最中は、腹痛も伴ったりして食欲もない状態であることが多いですが、脱水にならないように水分補給はしっかりする必要があります。水分補給におすすめの飲み物をまとめました。
経口補水液・スポーツドリンクなどのイオン飲料
電解質と糖を配合したもので、下痢で失われた、水分、ナトリウムやカリウムを補給できます。
白湯
ぬるめの白湯で水分補給しましょう。
麦茶・ばん茶
ぬるめのものを飲みましょう。ノンカフェインの麦茶やばん茶が良いですね。
お味噌汁・スープ
お味噌汁やスープであれば、水分と一緒にナトリウムやカリウムも補給できるので良いですね。
注意点
逆に下痢の時に避けたい飲み物は、冷たい飲み物や炭酸飲料、カフェイン飲料、アルコールなどの刺激の強い飲み物です。これらは、下痢がしっかり治って体調が戻るまでは、我慢しましょう。
まとめ
下痢の時は、何か食べたら、下痢がひどくなるのでは?という不安から食事もままならなかったりします。しかし、下痢を早く治すには、体力も必要です。
消化のよい食べものを少しずつゆっくりと摂り、体力をつけましょう。しかし、発熱などの全身症状がある、下痢がなかなか良くならないといった場合は、早めに病院を受診しましょう。