
便秘は乳幼児の子供にも多く見られるものですが、小学校などへ通う年頃になって、慢性的な便秘になってしまう子供たちが増えてきているそうです。
これは、生活習慣の変化が大きな原因ではないかと言われています。ここでは、子供の便秘対策にはどのようなものが有効なのかを紹介していきます。
食事を見直す
現代社会は、一昔前に比べると食生活が非常に豊かになりました。反面、加工物や外食をする機会が増え、タンパク質や脂質などの栄養を多く取るようになっています。
通常の食事であれば、タンパク質や脂質は消化に時間がかかるものですが、今では、消化が良く吸収効率の良い食材も増えてきているので、あまり噛むことなくお腹を満たすことができてしまいます。
そこで不足しがちになるのが食物繊維などの腸の働きを助ける栄養素です。食物繊維には水溶性と不水溶性があり、それぞれ働きが異なります。
水溶性の食物繊維は水分で膨れ上がり、量を取らなくても満腹感が得られ、そのまま不純物とともに排泄されていきますし、不水溶性の食物繊維は消化されずに残ったカスを絡めとって腸内を綺麗にしてくれる働きをもっています。
食物繊維が不足することで、腸内環境が悪化してしまい、便秘になってしまう子供たちが増えているので、意識して食物繊維を摂取するようにしていきましょう。
また、子供の場合、大人と違って腸内環境を整えるには乳酸菌よりはオリゴ糖のほうが有効とされています。
基本的に子供の腸内はビフィズス菌などの善玉菌が優位なので、ヨーグルトなどで乳酸菌を摂取しても無意味なことが多くあるそうです。
その点、オリゴ糖は、小腸や大腸を刺激して運動させる効果をもたらしてくれるので、便秘予防にもお勧めです。
運動をさせる
「運動をさせる」というと誤解を招くかもしれません。子供の場合は外でいっぱい遊ぶようにしましょうと言うべきでしょうか。とにかく体を目一杯、自由に動かすようにすることがポイントです。
大人でも同じですが、運動不足になると筋力が低下します。これは腸の運動にも影響し、うまく排泄ができない状態になってしまいます。
これを防ぐには日頃から体を動かして、適度に筋力をつけることが大事になってきます。
無理やり遊ばせるのでは、子供が緊張してしまい、緊張性の便秘になってしまう恐れがあるので、あくまで自主的に遊ばせてあげるように工夫しましょう。
最後に
最近では、共働きの家庭も増えてきたことで生活リズムが不安定になりがちという報告があります。
これは子供に大きく影響しており、不規則な生活によって自律神経がうまく調整されず、体内環境が崩れることなどが原因で便秘になってしまう子供が増えているとも言われています。
忙しくて疲れてしまうのはわかりますが、子供と向き合う時間もしっかりと確保して、規則正しい生活を送らせてあげるような工夫をしていきましょう。