指が最近太くなってきていると感じたら不安になりますよね。とくに体がそこまで太ったわけではないのに、指だけがなんだか太い、普段していた指輪がきつく感じるなどと思われたら、なにか原因があるはずです。
そこで今回は、指が太くなったことで考えられる原因をみていきたいと思います。
指が太くなった原因はなに?
まず、指が太くなることで考えられる原因にはさまざまなことが考えられます。指は比較的体のなかでも脂肪や筋肉の少ない部位です。しかし、同じ体の一部ですので、なにかしらの原因を受けて形が変わることは十分にありえます。ではさっそく原因をみていきましょう。
1.むくみ
塩分の過剰摂取、アルコールの摂取などが引き金となり、むくみを生じます。塩分やアルコールを多く摂ると、血中濃度を下げようと体が反応し、体内に水分を取り込もうとしてむくみが生じます。
体がむくんでいる時は水分をこれ以上摂らないようにしようという方もいますが、かえって血液中の塩分濃度が下がらないままになってしまいますので、なるべく水分は摂取するように心がけましょう。そして、水分と一緒に排出を促してくれるカリウムを摂取すると効果的です。食品ではバナナやさつまいもが挙げられます。
2.冷え
体が冷えていると冷えている部位を守ろうという反応が起こり、その部位に脂肪がつきやすくなります。とくに下半身が冷えていて下半身太りに悩まされているという方は、このメカニズムが働いているといえます。
3.指ポキの癖
指をポキポキと鳴らす癖のある方は、とくに関節を中心に指が太くなりがちです。指ポキは関節内の気泡が弾ける音だとされており、関節にとってとても大きなダメージを与えています。
関節内に炎症が起こったり、骨粗鬆症や変な形になってしまったりと、指の美しさからはかけはなれてしまいますので、指の関節を鳴らすのはやめましょう。
4.ヘバーデン結節・ブシャール結節
指の変形が起こる疾患です。へバーデン結節は指の第一関節にみられる変形で、ブシャール結節は第2関節に起こる変形をさします。原因としては閉経などにともなうホルモンバランスの変化です。更年期の女性の方にみられ、指が曲がって変形してしまいます。
対策
では、指が太くなったときにどうすれば良いのでしょうか。まず、むくみに思い当たる方は、塩分やアルコールの摂取はほどほどにしましょう。
外食やお惣菜、保存の効くものなどには塩分が多く含まれていることがありますので、これらのものを食べた日は他の食事では塩分を控えめにしたり、さっぱりとした味付けのものにするなど工夫しましょう。
そして、冷えが原因として考えられる方は、手をなるべく冷やさないようにし、冷えていると感じた時は、手をグーとパーにするのをくりかえす手軽なエクササイズをして、冷えを防止しましょう。
そして、指ポキを無意識にやってしまうという方は、ポキっとなる寸前で止めたり、意識的に癖を直すように心がけてください。
へバーデン結節、ブシャール結節の方は、整形外科での治療があります。方法としては、テーピングやステロイド注射などがあります。
まとめ
指が太くなったという方。思い当たる原因には、対策をとってしっかりとケアしましょう。毎日のちょっとしたお手入れで指の形は変えられます。指を意識する生活を心がけてみてくださいね。