あなたは胸に圧迫感を感じることはありませんか?
胸というと心臓や肺などさまざまな臓器がありなにか異常があるのではないかと心配になりますよね。
そこで今回は、胸に圧迫感を感じる際に考えられる原因と対処法をお教えしたいと思います。
胸の圧迫感の原因
胸に鈍い痛みなどとともに感じる圧迫感。こうした症状が起こる背景にはどのような原因が考えられるのでしょうか。以下に病名とともにご説明します。
1.狭心症
心臓から栄養を全身へ供給する冠動脈が動脈硬化によって詰まってしまうことで痛みを感じる病気です。
運動時や興奮した時、焦っている時などに発作が起こり、強烈な胸の痛みとともに圧迫感や締め付けられるような痛みが特長です。
2.自律神経失調症
検査によって何も胸部に原因はないものの、胸に痛みや圧迫感を感じるという方は少なくありません。そんな場合は、自律神経の乱れが原因である可能性が考えられます。
わたしたちの体はリッラクスや安らぎ、興奮と集中といった対局の状態を1日のなかで使い分けることで働いたり休んだりできます。しかし、こうしたバランスがくずれ、休めなくなってしまったり、常に緊張状態が続いてしまうことで、体の調子まで狂ってしまいます。
自律神経が乱れることで食欲の減退、睡眠不足などが起き、栄養不良やうつ状態、頭痛などが現れるほか、消化器官の正常な働きが損なわれ、胸部に痛みを感じることがあります。
3.逆流性食道炎
胃酸が逆流してしいまうことで、食道に炎症ができてしまい、胸部に痛みを感じたり、圧迫感を感じる病気です。食後すぐに横になったり、姿勢の悪さなどから症状が現れます。
4.自然気胸
肺胞とよばれる肺に存在する袋がなんらかの原因によってつぶれてしまうことで、小さな袋を形成し、空気が漏れることで肺を圧迫し痛みを感じることがあります。
胸の圧迫感の対処法
では次に胸の圧迫感を止めるためにはどうすれば良いのか対処法をご紹介します。まず、狭心症や逆流性食道炎は普段の生活習慣に深くかかわりがあります。
暴飲暴食をしている、喫煙習慣がある、早食い、運動不足、アルコールの過剰摂取、不規則な生活、栄養バランスを考えず、塩分、糖分、脂肪分の多い食事を多く摂っている……これらのことに当てはまるという方は注意が必要です。
上記のようなことがらは、血液をドロドロにし血管が詰まる原因にもなりえる血栓を生み出しやすくします。そして、心臓に負担をかける病気につながりますので、食生活や生活習慣の改善が重要です。
また、ストレスをためこんでしまうと、自律神経失調症を招いてしまいます。過労や精神的に負担がかかっていると感じる方は、休養をとる、気分転換をする、自然や動物に触れて癒される、笑えるような番組や本、漫画を読んでみるなどして精神と体のリラックスを心がけましょう。
まとめ
辛い胸の圧迫感。さまざまな原因が考えられますが、長引いたり、突発的に痛みが襲ってきた場合は、我慢せずにすぐに病院に行くようにしましょう。