
妊娠初期に唾液が増えて、対処に困った経験はありませんか?
いつもより多いなくらいであれば気になりませんが、飲み込めないほどの量であったり、寝てる間も分泌が止まらないという場合もあります。
今回は、妊娠初期に唾液が増える原因と対処法についてまとめます。
目次
妊娠初期に唾液が増える2つの原因
唾液は、唾液腺、主に、耳下腺(じかせん)、顎下腺(がっかせん)、舌下腺(ぜっかせん)から分泌されて、口腔内の乾燥を防ぎ、食べ物を噛んだり飲み込んだりをスムーズにして、消化を助ける働きがあります。さらに、口腔内の掃除をする働きや虫歯になりにくくする働きもあります。
このように、唾液の分泌が多いのは、口腔にとってよいことなのですが、飲み込めない程の量が分泌されたり、ネバネバしたものであったり、唾液の味が嫌な味に感じるようになったり、限度を超えた過剰な状態は、不便なことも出てきます。
妊娠により唾液の分泌が増える原因は、未だ、明確にはなっていませんが、いくつかの原因が考えられています。
原因1.消化管機能の低下
妊娠すると、妊娠を維持するためにプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が増えます。このプロゲステロンには、筋肉を緩める作用があり、消化管の蠕動運動が弱くなり、胃腸の働きが低下します。
唾液には、消化を助ける働きがあるため、消化機能を補うために唾液の分泌量が増えるのではないかと考えられています。
原因2.ストレス
唾液の分泌は、自律神経によってコントロールされています。自律神経には、交感神経と副交感神経があり、日中の活動時には交感神経が優位に働き、夜間や睡眠時、リラックス時には、副交感神経が優位に働きます。
妊娠中は、ストレスを感じることが多いですが、過剰なストレスにより自律神経のバランスが乱れて、唾液の分泌が多くなる場合があります。
出てしまう唾液の4つの対処法
対処法1.ガムを噛んだり、飴をなめる
唾液の嫌な味をガムや飴の味でごまかすと飲み込みやすくなる場合があります。
対処法2.タオルや洗面器など吐き出せるものを常備する
飲み込めないほどの量や味の唾液が出る場合は、吐き出してしまいましょう。
寝ている間の唾液には、枕にタオルを巻いて、目が覚めたときにすぐ吐き出せるように枕元には、洗面器などを置いておくと便利です。
また、外出時や仕事のときなどには、空のペットボトルを持参しておくと、すぐにペットボトルに唾液を吐き出すことができます。
対処法3.水分補給は忘れずに
唾液とともに体内の水分も失われていきますので、水分補給は必要です。
白湯など温かい飲み物で水分補給をして、身体を温めると、胃腸の働きも良くなりますのでより良いです。
対処法4.トリプトファンやビタミンB6を摂ろう
体内には、ストレスによる体の反応を和らげるように働く「セロトニン」という伝達物質があります。このセロトニンは、自律神経のバランスをとっているといわれています。
そのため、セロトニンの分泌が減ってしまうと、自律神経のバランスが乱れ、唾液分泌が増えたり、眠れない、不安などの症状を引き起こしやすくなります。
体内でセロトニンを作るために、必須アミノ酸の一つであるトリプトファンやビタミンB6を摂るようにすると良いでしょう。
トリプトファンは、肉類や魚介類、麺類、乳製品などに多く含まれていますが、その他にもさまざまな食品に含まれています。
ビタミンB6は、かつおやまぐろなどの魚類、レバー、鶏ひき肉などに多く含まれます。
妊娠初期は、つわりで辛いですが、食べられるものを探してみましょう。
まとめ
妊娠で唾液が増えるのは、「よだれつわり」とも言われ、つわりのひとつですが、このような症状が現れる方は少数で、あまり知られていないようです。
日常生活に支障を来たすほど唾液が多く分泌される場合は、かかりつけの医師に相談してみましょう。