毎年、12月から3月にかけて大流行するインフルエンザですが、予防接種はあるものの、型が異なるため別のインフルエンザウイルスが流行すると効果がなくなってしまいます。そんなインフルエンザの感染期間がどれくらいなのかをご存知ですか?
感染期間は?
感染期間というのは、潜伏期間のことで喉や気管、肺などにウイルスがくっついて増殖しながら感染していきます。
口や鼻からインフルエンザウイルスが入ってしまうと気道から細胞膜を抜けて細胞に感染してしまいます。感染したインフルエンザウイルスは、体内で爆発的に増殖してインフルエンザが発症するようになります。
ですから、感染してから発症するまでの感染期間というのは、潜伏している期間を示すので、早い場合には1日で、遅い場合でも2日から3日の間には発症してしまいます。
このように感染期間がとても短いので、一旦インフルエンザウイルスが体内に取り込まれてしまうと、あっという間に発症してしまうことがこの病気の恐ろしさです。
感染を防ぐには?
一旦発症してしまうと風邪の初期症状のようでもあり、鼻水やくしゃみ、喉の痛みなどが出てきますが、それだけではなく、高熱を出して頭痛や関節痛を伴うので明らかに風邪をひいた時とは症状が異なるのが自覚できるようになります。
従って、インフルエンザにかかった人が近くにいる場合にはできるだけ接触しないようにすることがとても重要です。しかし、家族だけではなく職場や外出先でも、感染してしまう可能性が高いのでできるだけ予防をしっかりと行うのが賢明だといえます。
そのためにも、予防接種はアレルギーなどの症状が出ない人なら積極的に受けるようにするのが賢明だといえます。しかし、予防接種を受けているからといって感染しないわけではありません。出来るだけ手洗いやうがいを励行する必要は秋から冬にかけては特にあります。
また、小さいお子さんや高齢者は、インフルエンザにかかってしまうと重篤な状況になってしまう可能性もあります。予防接種を打つ時期も、実際に接種をしてから抗体ができるまでは2週間程度かかると言われているので、流行期に合わせて前もって打つようにしましょう。
しかし、予防接種を打っているからといって油断をしてしまえば元も子もありません。手洗いやうがいの励行を行うだけではなく、免疫力が落ちないように生活習慣を整えることもとても大事です。
まとめ
インフルエンザはこのように短期間で感染してしまうのでとても厄介な病気です。そのためにもできるだけ予防接種を受けて、手洗いやうがいなどできる限りの予防を行うことをおすすめします。
また、インフルエンザの感染については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。