
帯状疱疹とは子供の頃にかかった水疱瘡の原因菌である水痘ウイルスが神経節に潜んでいて、疲労やストレス、加齢などで身体の免疫力が低下した事をきっかけに再び活動し始める疾患です。
神経節の神経に沿って帯状に虫刺されや湿疹のような症状が出る事から帯状疱疹と呼ばれています。発症しやすい部位は身体の左右どちらかのみに生じ、胸腹部、背中、手足が多く顔や首にも発疹が出ます。
帯状疱疹は首にも症状がでるの?
帯状疱疹は初めのうちはチクチクとした痛みや違和感からから始まります。その後、痛みのあった部分が赤みを伴った水ぶくれとなって現れ疼痛やかゆみが起こります。
また、帯状疱疹の初期症状が風邪と似たような症状が出る事もあります。倦怠感や発熱と伴に頭痛や首のコリやしこりといった症状が出ます。
このような症状が数日続いた後、赤い発疹が神経に沿って現れますので、その症状が帯状疱疹によるものだと気づくのですが、首から上に帯状疱疹の症状が出た場合は特に合併症に注意が必要です。
耳から首にかけて、頬や下あごなどに帯状疱疹が発症すると内耳の神経が侵され耳痛や頭痛がおこり、次第にめまいや「難聴」といった症状へと移行していきます。
また、顔の神経は内耳の神経と一緒に脳から耳の奥を通って顔に分布していきます。そのため顔の神経にも障害をもたらす事があり「顔面神経麻」痺がおこり味覚障害を伴う事もあります。
どう対処すべきなのか?
最初の内、症状が軽く痛みもそれほど強くない場合がありますが、時間の経過と共に悪化する事もありますので、「帯状疱疹かな?」という症状がある場合はできるだけ早い時期に病院へ行きましょう。
病院では、抗ウイルス薬の軟膏や内服薬、点滴などで治療を行います。この抗ウイルス薬は早ければ早いほど効果が高いので早期の受診が必要なのです。
まとめ
帯状疱疹は身体の様々な部分に発症しますが、その現れ方は身体の片側だけであり、痛みがあってから皮膚症状がでてくるという特徴があります。
帯状疱疹自体はそれほど怖い病気ではありませんが、顎や耳から首にかけて症状が出ると、合併症を伴うケースが多く特に注意が必要になります。合併症は帯状疱疹が治ると同時に消えるものがある反面、半年という長い期間症状が出る場合もあります。
帯状疱疹は虫刺されや湿疹など、一見他の病気と似ていますので特徴を見逃さずに正しい初期治療を受けるようにしましょう。