ほっぺが赤くなるという症状を特徴とするりんご病ですが、その他にも腕や足の発疹なども起こります。
かゆみをともなうこともあるので、小さい子どもが感染すると我慢できずにかいてしまい、お母さんたちは心配してしまいます。
たまたまそれが、病院がお休みの日に重なってしまうと、市販の薬で対応できるのか気になるところです。今回は、りんご病のかゆみに効く市販薬について調べてみました。
りんご病とは
りんご病はヒトパルボウイルスB19というウイルスに感染することによって起こります。主に幼稚園生や小学生が感染することが多い病気ですが、まれに大人にも感染することがあります。
主な症状は、頬が赤くなる紅斑や発熱などの風邪症状、手足の網目模様のようなレース様の発疹やかゆみなどになります。
特別な治療法はありませんがほとんどが1週間程度で治ってきます。しかし、なかには1度消えた発疹がまた現れるなどを2-3週間繰り返すこともあります。
大人が感染すると、頭痛や強い関節痛をともなう場合が多くみられます。特に重症化することは少ないのですが、妊婦さんに感染すると胎児へ影響することがあります。
りんご病のかゆみを止めには?
りんご病の症状のひとつであるかゆみは、症状が落ち着いてくる約2週間は続く場合があります。アトピー性皮膚炎などがある子どもなら、特にかゆみが強く出ることもあります。
出来れば病院へ行って処方されるのが一番良いのですが、それが無理な場合は、応急処置的に市販の塗り薬を使用するしかありません。皮膚の保護を考えて、かゆみに効果的なものを選びましょう。
おすすめのかゆみ止め一覧
市販のかゆみ止めを紹介します。
オイラックスPZクリーム
吉草酢酸プレドニゾロンをはじめ、配合された4つの成分が湿疹や皮膚炎といった辛い皮膚炎の症状に効果を発揮します。
また、オイラックスPZクリームについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
ロコイダン軟膏
ステロイド成分のみの軟膏です。ミディアムランクの酪酸ヒドロコルチゾンを配合しています。
また、ロコイダン軟膏については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
ポリベビー
赤ちゃんにおすすめの軟膏です。かゆみを抑える抗ヒスタミン剤のジフェンヒドラミンに、患部の治りを助けるビタミンAやD2、酸化亜鉛、細菌の感染を防ぐ殺菌剤のトリクロロカルバニリドを配合しています。さらに基剤には植物油を使用しているので、肌にやさしい作りになっています。
また、ポリベビーについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
白色ワセリン
ワセリンは皮膚の乾燥を防いでかゆみを抑えます。軟膏の基剤となるもので余計な薬が入っていないため、長期使用しても問題ありません。体中のとこにでも使うことが出来るため、いつも常備しておくと便利です。
また、白色ワセリンについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
最後に
子どもがりんご病にかかったら、なるべく小児科などで診察を受けるようにしましょう。やむをえず薬局などで薬を購入する場合は、薬剤師さんに相談してからにしましょう。