赤ちゃんの肌はデリケートな為、少しの刺激で発赤や湿疹ができてしまいます。おむつかぶれはその代表で一度できると治るまでに時間がかかってしまうことがあり、酷い時は炎症を起こすこともあります。
また虫刺されやあせもなども赤くなっている部分を見つけたら素早くクリームを塗ってあげることで症状も悪化せずにすみます。今回は赤ちゃんに優しい軟膏のポリベビーの効果や副作用について解説します。
効果
ポリベビーは5つの有効成分が入った非ステロイド系の軟膏です。おむつかぶれやあせも、ただれ、かぶれ、湿疹、皮膚炎、蕁麻疹、痒み、しもやけ、虫刺され等に効果があります。有効成分に含まれているビタミンA油は皮膚の乾燥を防いで傷の回復を早めてくれます。
「エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)」は酵母やきのこが主成分となり、表皮の代謝機能に働きかけ、トリクロロカルバニリドは殺菌消毒効果があり、細菌感染から皮膚を保護してくれます。
ジフェンヒドラミンには抗ヒスタミン作用があり、痒みを抑えてくれ、酸化亜鉛は炎症を抑えて患部を乾燥させ、皮膚を保護してくれる働きがあります。更に分泌物を吸収してくれる為、殺菌作用も期待でき皮膚を清潔に保ってくれます。
添加物に使用されている基剤のサラシミツロウとナタネ油は天然由来の植物で鉱物は含まれていません。非ステロイド系の軟膏のため小さな赤ちゃんにも安心して使用することができます。
薬の成分には患部を乾燥させてくれる働きのある薬剤が含まれているため、患部が湿潤しているときにも使用できます。1日1回〜2回・適量を塗布することで効果が現れるでしょう。
副作用
非ステロイド系の軟膏のため副作用は少なめですが、注意を守らず使用すると副作用に繋がることがあります。
ポリベビーの副作用として、皮膚の発疹・発赤、腫れや痒みなどです。使用中にこの様な症状が見られたら使用を中止して医師や薬剤師に相談するようにして下さい。
また、湿疹やただれ等が広範囲で症状が酷い時は皮膚科を受診して適切な薬を処方してもらいましょう。薬剤アレルギーのある方も医師や薬剤師に相談してから使用するようにします。
5日〜6日間使用しても効果が現れないときは継続して使用せず、医師や薬剤師に相談して指示に従うようにして下さい。
まとめ
皮膚が弱い赤ちゃんはオムツや洋服の摩擦により、かぶれや湿疹を起こしやすい状態です。軟膏には様々な種類があり中にはステロイド系の軟膏などもあります。
ポリベビーは非ステロイド系の軟膏で痒みを抑えたり、殺菌作用もあり患部の治りを早めてくれます。軟膏を塗布する前には手を洗い清潔にしてから塗布するようにしましょう。