
ばね指の痛みの症状によく似ているものにリウマチの初期症状があります。しかし、この二つには発症の原因や治療方法などに大きな違いがあります。
ここでは、ばね指とリウマチにどんな違いがあるかについて調べてみたいと思います。
ばね指の特徴
腱鞘炎が指で起こりそれが進行した症状として現れるのがばね指で、発症の原因の多くは指の使い過ぎによるものです。
仕事や家事で指を酷使する人に現れやすい病気ですが、ホルモンバランスの変化もばね指の発症原因の一つであるため更年期の女性や妊娠出産期の女性に多く見られます。また、糖尿病や透析の患者さんにも発症が多く見られます。
発症する指は親指、中指が多いですが環指、小指、示指にも発症します。
指の付け根に腫脹や痛みがあり曲げ伸ばしの際にひっかかる感じがあったり伸ばそうとするとばねが弾けたように勢いよく伸びたり(ばね現象)といった症状が主なものです。
治療の第一選択肢は保存療法で安静やステロイドの投薬や注射などで改善を目指します。保存療法で症状の改善がみられない場合には手術療法が検討されます。
リウマチの特徴
リウマチは免疫異常により関節に炎症が起こり腫れたり痛みがでる病気で、治療せずに進行すると最終的には関節が破壊され変形してしまいます。
関節リウマチとも呼ばれ、指に限らず足や肩、肘、膝などの関節に症状がでます。初期症状で朝に手指のこわばりがあったり左右対称に症状が出るのが特徴で微熱、倦怠感などの全身症状がでます。
治療の中心は抗リウマチ薬による薬物療法となりますが、薬により炎症が治まらなかったり進行して関節が破壊されてしまった場合には手術療法を検討します。
ばね指とリウマチの見分け方
ばね指もリウマチも指に初期は指に痛みが起こるため症状としてはよく似ています。大きな違いはばね指が主に指の疾患であるのに対しリウマチは微熱や倦怠感、食欲不振といった全身症状があり足や肩など指以外の関節にも痛みが現れるという事です。
また、朝に手指がこわばるという症状や左右対称に痛みが出るという特徴があるのもリウマチとばね指の違いになります。
まとめ
ばね指とリウマチは初期症状が良く似ているので間違われる事も少なくありません。それぞれの特徴がありますが素人では正しく判断する事は難しい面があります。
ただ、ばね指もリウマチも早期発見、早期治療が重要になる疾患です。気になる症状がある時には早めの受診で悪化しない内に治療を受けるようにしましょう。