
舌を自分の歯で噛んでしまうことは誰にでもあると思いますが、痛くてイヤなものです。できればそんなことになりたくないですね。では、どうして噛んでしまうのでしょうか?今回は、舌を噛む原因と噛んだときの治療法について解説していきます。
舌のしくみと働き
舌とは、動物の口腔内にある筋肉質の器官です。主に2つの筋から出来ており、舌の形を変える筋群である「内舌筋」と、舌を前後左右に動かす「外舌筋」になります。
舌は口の底にあたるところに位置していて、舌根は骨につながっていますが、先端はどこにもつながっていないため自由に動かすことが出来ます。
舌の働きは、「咀嚼(食べ物を噛む)」や「嚥下(食べ物を飲み込む)」、「発声(声を出す)」、その他、味覚や知覚を感じることです。
舌の上に食べ物を置いてこれは食べ物なのかと判断する働きもしています。口に入った食べ物を唾液と混ぜ合わせて消化を助けて、食べ物を飲み込みやすくする働きもしています。
舌を噛む原因
まずは、舌を噛む原因から見ていきたいと思います。
急いで食べる
食事のときに、急いで食べて舌を噛んだという経験をしたことがある人は多いと思います。慌てて食べることで、噛むタイミングを間違えてしまうために、食べ物と一緒に自分の舌を噛んでしまいます。
考えごとをしながら食べる
食事中にボーッとしていたり、食事と全く関係がない事を考えながら食べていると何かの拍子に舌を噛んでしまうことがあります。
疲れや体調が悪いとき
疲れていたり、風邪をひいているときなど体調不良時に食事をすると、つい舌を噛んでしまうことがあります。
歯並びが悪い
今の人は昔の人と違って、アゴが小さい人が多くなっています。歯の数は変わらないのに、アゴが小さいために歯がキレイに並べずに歯並びが悪くなってしまいます。そうなると、舌を噛むことが頻繁になってしまいます。
口内炎
口内炎で舌にできものが出来ると、いつもと同じように食事をしていても、その出っ張りが邪魔をして舌を噛んでしまうことがあります。同じ場所ばかり噛んでしまうこともよくあります。
舌を噛んだときの対処法

舌を噛んでしまったら、傷がついたところをいじらずにそっとしておくようにしてください。口の中の傷は普通の皮膚の傷よりも、ずっと治りやすくなっています。
しかし、傷が深くなっていたり、痛みが続く、血が止まらないようならすぐに病院へ行きましょう。
口内炎の場合は、口腔外科や耳鼻咽喉科などで診てもらうと早く治ってきます。口内炎の塗り薬を使うことで、舌の傷を保護することが出来ます。
まとめ
普段意識することが少ない舌ですが、噛んでしまうと気になって食事がおいしくいただけません。食べるときは舌を噛まないように注意しましょう。噛んだ傷が治らないようなら、早めに口腔外科か耳鼻咽喉科などで診てもらいましょう。