
下痢や生理、痔のときに検便を受けなければならなくなってしまったら、普通にやってもいいのかって迷いますよね。そこで、今回は、「下痢・生理・痔のときでも検便は可能か」について検証していきたいと思います。
検便について
検便とは、一般的に「体内の消化管疾患の有無や寄生虫・細菌感染などの有無を知るために排出された大便を調べる検査」のことを言います。
検査日の3日前から当日の便を提出するのが理想的ですが、最大で7日前のものを提出することも可能です。また、便を数日間保管するときには、涼しいところに置いておくようにしてください。
一般的な検便の他にも、大腸がん患者の便中に血が混じっていないかを調べる便潜血検査や、飲食業関係者が義務付けられている腸チフス・赤痢菌を調べるための腸内細菌検査などがあります。
下痢の場合
検便は下痢の症状であっても採取可能です。検便に必要な便の量は、ちょうど耳かきの先位ですから、水分が多い下痢の状態でも検便容器に収めることはできます。
あまり激しい下痢は便を採取できないこともありますが、柔らかくても採取できれば、体内の腸の状態を知ることが可能です。
特に最近では、20-30代の比較的若い人達がかかる潰瘍性大腸炎という病気では、腹痛や下痢の症状が見られます。
この病気は、症状として大腸の粘膜で異常な反応が起こり、炎症状態となりますが、専門家の間では、治療しても再発する難病と位置付けられていて、早期の検便による菌の発見が望まれています。
生理中の場合
生理中の場合も、検便を提出することは可能です。ただし、一般に保健所で行われている病原性大腸菌検査やぎょう虫検査などに限ります。
もし、受けるのが大腸がん検査や便潜血検査の場合は、血液中のヘモクロビンを調べる検査ですので、便を採取する日をずらしましょう。
痔の場合
痔を患っている場合でも、検便は可能です。大腸がんの検査では、便の中に血が混じっていても、直ぐに大腸ガンと決めつけることはできませんし、大腸がんではないとも言い切れません。
大腸がんの初期では、ほとんど血が混ざらないことが多いからです。便の中の血は、大腸のただれ・潰瘍・ポリオ・痔による血などが考えられます。
そして、普通は再度検便を受けるように勧められます。2度目の検便検査で、陰性と出れば問題はありませんが、陽性と出た場合は、さらに、内視鏡の検査を受けることになります。
最後に
下痢や生理、痔のときであっても基本的には検便をすることは可能です。ですが、上記で紹介した注意点など(生理中の場合など)も考慮に入れつつ、検便するようにしましょう。