比較的手軽にできるので、体の疲れを取るのにツボマッサージは非常に人気があります。消化器官系の働きを整えるものから、疲労回復、冷え性改善など、足の裏には体全体を整えるためのツボが集中して存在しています。今回は、どの部位が体のどこの部分に効果があるのかをまとめてみました。
疲労回復に有効な湧泉
疲れやストレスを解消するための万能のツボと呼ばれているのが湧泉です。湧泉は足の指を曲げたときにへこむ部分に存在しています。ちょうど土踏まずのすぐ上辺りになります。
ここを手の親指でしっかりと押して刺激することで、疲れが取れやすくなります。またリラックス効果があることからストレス解消にも効果的なツボです。
消化器官に働きかける反射区
反射区とは、ツボを押したときに効果がある部分のことを言います。胃腸などの消化器官に効果がある反射区はかなり広く、土踏まずの中央部分全体が胃腸に効果がある反射区となっています。
手の親指でしっかりと押しながら刺激をしてあげると、胃腸の働きを整える効果が期待できるツボです。
この辺りに存在しているツボは、細かく見ていくと、小腸、大腸、胃、腎臓などさまざまな内臓器官に効果がある部分となっており、どの部分にしこりなどがあるかによって、調子の善し悪しが判別できます。
しかし、基本的に全体を刺激してあげることで、体内のバランスが整うようになっているので、土踏まず全体を刺激したほうが、より効果が期待できます。
首や肩周辺に働きかける反射区
足の裏には、肩や首のこりに効果があるツボも存在します。その反射区は指の付け根全体です。
ここを刺激していくことで、肩こりや首のこりを解消するために効果が期待できます。また、人差し指と中指にもこりを解消するためのツボがありますので、試してみてください。
ツボマッサージをより効果的にするために
ツボマッサージの効果を上げるためには、ある程度、体を温めてあげましょう。
ツボの効果は血流と関係が大きく関係していると考えられているので、あまり温まっていない状態でツボを刺激しても効果は低くなってしまいます。
ツボマッサージは10分から15分を目安に行なっていくようにしましょう。また、基本的に手の親指で刺激していきますが、青竹踏みやツボ押し器などを活用して、刺激を与える方法もあります。
最後に
体の調子が悪いと感じているときに、ツボマッサージは行わないようにしてください。場合によっては、さらに悪化することがあります。
ツボマッサージを行なって痛みを感じる、気分が悪くなるなどの症状が出た場合は、無理にツボマッサージを続けないようにしましょう。