
肩甲骨は人の身体の多くの筋肉とつながっているため筋肉疲労が蓄積し痛みが生じやすくなる部分です。運動による筋肉の損傷であったり、姿勢の悪さからくる骨のゆがみが原因となり筋肉痛が起こります。
これらの痛みは原因を取り除くことで痛みが治まっていきますが、痛みがなかなか治らなかったり首の痛みや手にしびれがある時には原因が別にあることが考えられ注意が必要です。ここでは、左の肩甲骨が痛いときの原因についてまとめていきます。
心臓の病気の可能性があるって本当?

筋肉疲労の蓄積による痛みであればマッサージや入浴、姿勢の改善などで痛みは引いてくるものですが、もしどちらか片側の肩甲骨にのみ痛みがあるような時は内臓疾患が原因となっている可能性があります。
その中でも左の肩甲骨に痛みがある時、その陰に心臓の病気が潜んでいることがあります。
その痛み…心筋梗塞の予兆かも!?

心臓の筋肉は血管を通る血液から酸素や栄養をもらっていますが、「心筋梗塞」という病気はその血管がつまり筋肉に酸素や栄養がいかなくなってしまい心臓の筋肉が死んでしまう恐ろしい病気です。
この心筋梗塞の予兆として左側の肩や肩甲骨の痛みが現れることがあります。一見、関係ないように思える場所での痛みですが、この異なる場所で起きる痛みは「放散痛(ほうさんつう)」と呼ばれています。
「放散痛」が起こるのは心臓の痛みを感じとる神経と肩甲骨の痛みを感じる神経が根っこの方では同じであるため、心臓の痛みを肩甲骨の痛みとして身体が間違って伝えてしまうと考えられています。
日頃から注意が必要!

心臓の血管は突然詰まるのではなく、徐々に狭くなっていきます。そのため喫煙や激しい運動により、心臓の筋肉が一時的な酸欠になった時や寒い日などにも肩甲骨に放散痛が予兆として出ている事が考えられます。
また、痛みの他にも動悸が激しくなったり、息切れが以前より増えたなどの症状がある時には心臓の病気が原因である可能性が高いので早急に病院へ行くようにしましょう。
まとめ
左の肩甲骨の痛みが長く続くなどの症状がある場合、心臓の病気の可能性があるという事について注意をしなければなりませんが、別の内臓疾患が原因になっていることもあります。
胃の調子が悪くなると消化機能が落ち胃が下垂するため上部の他の内臓が引っ張られ肩甲骨に痛みが生じることがあります。また、左肩甲骨のやや下とみぞおちに痛みがある場合は膵臓の病気が考えられます。
左肩甲骨が痛むとき、原因のほとんどは筋肉痛によるものであり、心臓のような循環器系の病気であることは少ないと考えられますが場合によっては命に関わることもありますので症状を見極める注意が必要といえます。