
夕方近くなると、もう限界……!肩が!首が!背中が!と体が痛み出す人は少なくないと思います。
なかでも多くの人が訴えるのが、肩甲骨の痛み、それも内側。「天使の羽」とかわいらしい名前をもつ反面、重苦しく憎らしくさえなってきます。
しかし、ただのコリだと思って放置すると取り返しのつかないことになるかもしれないのです。今回は、肩甲骨の内側の痛みに潜む病気の可能性についてご紹介したいと思います。
コリだけじゃない!肩甲骨の痛みは病気のサイン

人間はいつも肩甲骨を駆使して物を運んだり、移動したりしています。肉体作業によるコリはもちろん、最近ではオフィスワークのため長時間同じ姿勢をしている方が多く、上半身、特に肩甲骨周りの痛みを訴える人は増えています。
多くのケースでは、無理な姿勢からくる筋肉のコリや炎症、血行不良であることが多いです。しかし、肩甲骨の内側が痛み、湿布や整体などに通っても回復しない場合は病気である可能性もあります。
肩甲骨の中には臓器や大事な神経が詰まっており、痛みの原因を筋肉や骨だと勘違いしがちなのです。次に肩甲骨の内側の痛みから考えられる病気を挙げたいと思います。
内側の痛みは内臓系?
膵臓疾患
膵臓は食べたものを消化する膵液を分泌したり、血糖値を整えるホルモンの分泌を行う役割があります。
ここが弱り、機能が低下してくると、食後に不快感や痛みをおぼえるようになります。膵臓の位置は、胃の後ろ側にあるため、膵臓の痛みを肩甲骨の内側の痛みとして感じやすいのです。
心臓疾患
特に肩甲骨の痛みが表面的ではなく、内側にずーんとしたような鈍い痛みや、刺すような痛みが続く場合は、心臓疾患である可能性があります。
冠動脈への血液の供給が一時的にストップしてしまう狭心症などが考えられます。肩甲骨内側の痛みに加え、のどの奥の痛みや歯痛のような感覚、胸が締め付けられるような痛みがある場合は、すぐに病院に行ってください。
胃腸系疾患
また、最初に挙げた膵臓にも近い胃腸の弱りも可能性として挙げられます。胃痛、胃もたれ、食欲不振などがある場合は、筋肉と同様に胃腸にも血行不良が起こり、機能が低下していることがあります。胸やけや胃の痛みを伴う場合は、胃の一部が食堂に入り込む食堂裂孔ヘルニアである可能性もあります。
まとめ
肩甲骨の内側には、心臓や胃、肺など重要な臓器がたくさんあります。肩がこっているだけだと自己判断せず、長く痛みが続く、何をしても治らないというときは、内科の先生に一度見てもらうことをおすすめします。