スマホにパソコンの普及、過度なオフィスワークなど目を酷使する環境は身の回りにたくさんあります。眼睛疲労を訴える方や、目の不快感を覚える方も少なくありません。
そこで今回は、片目にだけ生じる痛みの原因と対処法をご紹介したいと思います。
目次
片目だけ痛い3つの原因
ではさっそく、片目に起こる痛みの原因を見ていきたいと思います。
原因1.ドライアイ
目にはつねに涙が分泌されており、目に入ってきた異物や埃、ゴミなどを排除しようとする働きがあります。しかし、目を酷使する状態が長く続くことや、疲労が蓄積することで、涙の分泌や質が低下してしまい、目の乾燥が生じてしまいます。
ドライアイになることで、目の水分、油分、ムチンという本来3層から成る涙の成分バランスが失われ、乾燥しやすく目を保護できなかったり、本来の機能が低下してしまうことにつながります。すると、目に痛みを感じたり、見えずらくなるなどの不快症状が現れます。
原因2.群発頭痛
群発頭痛とは毎日決まった時間帯に生じる頭痛で、女性よりも男性に多く見られます。
その痛みは日常生活を営めないほどの痛みであるなど、普段の生活に大きな影響をもたらします。数日から数週間継続して起こり、頭の痛み、目の奥が痛むような感覚があるといわれています。
原因3.脳腫瘍
頭蓋骨の中にできる腫瘍の総称で、できる部位によって症状も異なりますが、目の奥に感じる痛みのほか、頭が重い感覚や、徐々に痛みが増していくなどの症状があると脳腫瘍も考えられます。
片目が痛いときの対処法
では、片目だけに痛みを感じる場合、どのような対処法を講じれば良いのでしょうか。次に応急処置的対処法をお教えします。
対処法1.ブルーライトを避ける
パソコンやスマホからのブルーライトは目を疲労させ、痛みを引き起こす原因となりえます。長時間これらのデバイスに接している方は1時間使ったら5分ほど目を閉じて休むなど、痛みに合わせて目を休息させてあげることも大切です。
対処法2.意識的に目を温める
ドライアイだと感じる方は、目を温めたり、目をつむる時間を長めにする、まばたたきを意識的に行うなど、目の乾燥を防ぐように心がけましょう。
対処法3.お酒やタバコを控える
お酒やたばこは疲れた体にリラックスをもたらしてくれるようですが、一方で体にとっては無理にそうした状態を作り出していますので、負担がかかっています。毎日欠かさず飲酒・喫煙を行っている方は血管が収縮し、負担がかかっていることが考えられます。
目の痛みを感じる時は休肝日にしてみたり、禁煙、減煙を試みましょう。
まとめ
片目だけに痛みがあり、外傷的な要因が思い当たらない場合、病気を疑ってしまうこともあるかと思います。
まずは、目を休ませる、体にも心にもストレスを溜めない、無理をしないなどの対処法を講じてみてください。
目はあなたが思っている以上に酷使されています。日常生活で目を休めることを意識してみてはいかがでしょうか。