
妊娠してから体は色々な変化をして、赤ちゃんに栄養を送り、出産に向けて準備をします。鼻血もその変化の一種により出やすくなります。
体や赤ちゃんの影響を考えなければなりません。原因を把握して、落ち着いて対処できるようにしましょう。ここでは、妊娠中の鼻血の原因を初期・中期・後期に分けて解説していきます。
鼻血について
通常鼻血は、「鼻の中(鼻膣)から出血すること」です。(別名「鼻出血」と言われます)鼻血の原因のほとんどは、左右の鼻と鼻の間の硬い部分の前方にある「キーゼルバッハ部位」から出血します。
キーゼルバッハ部位は毛細血管が集中していて、表面は薄い粘膜になっています。少しの刺激で血管が破れやすく傷つきやすく、出血します。
妊娠初期(妊娠0-3ヶ月頃)
血液妊娠中はホルモンが妊娠前と変わります。出産に備えて体が変化して、その結果自律神経に不調が現れ、気分が落ち込みやすくなり、ボーっとすることが多いなど神経失調症に近い症状が出ます。
自律神経と鼻血に関係する症状が「のぼせ」です。つまりホルモンのバランスの関係で自律神経が乱れることで鼻血が出やすくなります。(妊娠期間に関係はないようです。)
*妊娠してから鼻血が出ることが増えたと5人に1人が感じています。
妊娠中期(妊娠4-7ヶ月頃)
妊娠中は赤ちゃんに栄養を血液で送る為に血液は徐々に増えていきます。
血液の増加に対して、血を固める血小板が足りなくなり、鼻の粘膜が切れても塞がらず、鼻の粘膜から血が出やすくなります。(妊娠期間に関係はないようです。)
「妊娠ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)」の濃度が高まるので、鼻の粘膜への血液量増加の為粘膜が剥がれやすくなります。
妊娠初期に比べて、本格的に赤ちゃんに多くの栄養を送らなければならない時期になってきます。その為、血液の量が増えて、鼻血が出やすくなります。
体が出産に備えて、子宮頸管がやわらかくなるのと同作用なので特に心配することはありません。また、点鼻薬は病院で処方されたものを使うようにしましょう。
妊娠後期(妊娠8-10ヶ月ころ)
血圧が上がることにより、鼻血は出やすくなります。頻繁に鼻血が出るようでしたら、妊娠中毒症の可能性があります。検診時に助産師や医師に相談することをお勧めします。
正しい鼻血の止め方
まず、うつむき加減に椅子に座ります。その後で親指と人差し指で鼻を摘み、その姿勢のまま5分ほど安静にします。上を向いたり、顔を低い位置に置いたり、後頭部や首の付け根を叩くことは危険なのでやめましょう。
病院受診の判断
頻繁に鼻血が出る、出血が20分以上続く、出血量が多い時は検診日を待たずに受診しましょう。貧血や高血圧の場合があります。
また、鼻血と共にめまいや立ちくらみ、吐き気がある場合はホルモンのバランスの変化による自律神経の乱れの可能性があります。
鼻血の予防法
- 鼻をいじらない
- 鼻を強くかまない
- 免疫力をつける
- 鉄分をとる
最後に
今回は、妊娠中の鼻血の原因について解説してきました。妊娠中は出血すると鉄分不足で貧血になりやすいので、普段の食生活で意識して鉄分を取るようにしてください。