
子供が鼻血を出して、それですぐ危ないと言うことは普通ありません。何故なら鼻血が出るうち80-90%は、子供がかゆみなどで鼻をいじったり、引っかいたり、ほじくったりすることで起こります。
いわば、一般的な現象なので、驚くことはありませんが、相手が子供なのでびっくりしないように、ともかく大人が冷静に対処することが大事です。
しかし、逆に大人が鼻血を出したときは、ほとんどが赤信号ですから、油断は出来ません!
目次
鼻の構造についての豆知識
鼻の入り口に近いところは、キーゼルバッハ部位と呼ばれて血管が密集している部分です。粘膜が非常に薄いためにちょっとした刺激で鼻血が大量に出てしまいます。
子供の鼻血の原因
子供はアレルギー体質や風邪を引いている時は、鼻の粘膜も弱くなっており、ほんの少しの外からの刺激でも、鼻血が出やすいです。
気温の変化や遊びまわって興奮したり、のぼせ、などで鼻の中の血液量が一時的に増え、子供の顔が赤っぽく、ほてってるように見えたら気をつけましょう。
子供の鼻血は突然でも、普通は応急処置で止血できます。鼻血を繰り返すような場合は他に原因があるかもしれませんから、耳鼻科で診てもらいましょう。
大人の鼻血の原因
続いて、大人の鼻血の原因として考えられる病気を見ていきましょう。
アレルギー性鼻炎
- ホコリやダニによる通年アレルギー性鼻炎
- 花粉等による季節性鼻炎
という2つの種類があります。ホコリや花粉が鼻に入り鼻の粘膜にこびりつき、傷を付けやすく、常に鼻がモゾモゾとかゆみを覚え、つい鼻をかいたり、鼻を強くかむことで、鼻血が出やすくなります。
また、下記のページでは、アレルギー性鼻炎や花粉症について詳しく紹介しています。
血管運動性鼻炎
運動をしたり入浴の際に、温度の変化や衝撃に鼻は非常に敏感で、鼻血が出やすいです。
高血圧
高血圧は一般に鼻血が出やすいですが、脳卒中や腎不全と関連もあることから注意が必要です。
白血病
別名「血液のがん」と言われている難病です。症状としては、出血しやすいこと、貧血で全身がだるく、アザができるのが特徴です。
血友病
原因不明で生まれつき血液が固まりにくい病気です。出血したあとかさぶたができますが、それもすぐにつぶれて再び出血するのを繰り返し、脳に異常を起す非常に危険な病気ですが、治療法はまだありません。
特発性血小板減少性紫斑病
かさぶたを形成する血小板が減り、出血が止まらない状態をいいます。症状としては、鼻血や歯茎からの出血もあり、尿が紅茶色したり、黒い便が出たりしますが、原因はまだはっきりしていません。
肝機能障害
肝臓では血液を固める働きが関係していますが、そこに障害があるため、黄疸が出たり、全身がだるくなる症状と並んで出血しやすいのが特徴です。
副鼻腔癌
鼻の空洞に起こる癌のことで、初期は鼻血が出て、だんだん悪臭のある鼻水が出たり、涙が出たり、頭痛を伴います。時には、顔が腫れることもあります。
動脈硬化
動脈は心臓から全身へ血液を送る働きをしていますが、その動脈の内側の壁が硬くなる症状を言います。
動脈硬化になると、些細なことでも血管が破裂、鼻だけではなく、いたるところで出血が見られます。非常にキケンな病状です。
女性の鼻血の原因
女性の鼻血の原因として、考えられる症状に「代償性月経」というものがあります。女性の鼻血のほとんどは、この代償性月経が原因だと言われています。
月経の時期が遅れたていたり、通常より量が少ない場合などに子宮以外の所からの出血が見られます。鼻血はその一例です。しかし、疲労や貧血でも鼻血が出ることがあるので、一度受診されることをおすすめします。
まとめ
鼻血の量の多少に関係なく、出血が30分も長く続く時や、2-3日に1回とか繰り返される鼻血は、他の原因があるかも知れません。耳鼻科へ行かれることをお勧めします。