
吐き気やめまい、頭痛はどれか1つ起きても不快な症状ですよね。しかし、それが同時に起こってしまったら、または繰り返すようだったら、何か悪い病気なのではないかと心配になるのも無理ありません。そこで、今回は、吐き気やめまい、頭痛が同時に起こる症状で考えられる原因を探っていきたいと思います。
考えられる原因は?
まず、これらの3つの症状に共通して考えられる原因を以下に挙げてみます。
肩こり
肩や首回りの筋肉が緊張してこっていることで、首や肩まわりの血流が悪くなり、脳への血液供給が滞ってしまい、頭痛や眼精疲労、しいてはめまいや吐き気を引き起こすことも少なくありません。
首には頸椎が通っており、その横を椎骨動脈という脳に栄養供給をしてくれる太い血管があります。しかし、頸椎の間にある椎間板や頸椎に何らかの異常があることで脳への血流障害につながることがあります。
この部分に異常が起きるとめまいが起こりやすく、めまいによって吐き気を併発することが考えられます。
片頭痛
片頭痛は男性より女性に多くみられる症状で、原因は低気圧やホルモンバランス、自律神経の乱れ、ストレスなどさまざまなことが指摘されていますが、いまだ特定はできていません。
週1~月1ほどの頻度で起こる片頭痛とほとんど毎日痛む緊張型頭痛、毎日決まった時間に訪れる強烈な痛みが特徴の群発型頭痛など大まかに3種類に分けられます。
頭痛だけでなく、吐き気やめまい、視界への影響などほかの症状がともなうことも少なくありません。
緑内障
緑内障は視神経が痛む病気で、初期の症状では軽度の頭痛や肩こりなどしか見られないため見過ごされがちですが、急性緑内障になると、激しい頭痛とともにめまい、吐き気に加え、充血や視力の低下もみられます。
メニエール病
これは耳の中のリンパが腫れて水ぶくれのようなものができてしまう病気です。原因は気圧の変化やストレス、ホルモンバランスの変化などが指摘されています。
症状としては、頭痛や吐き気、めまいに加え、難聴、耳が詰まった感覚などがみられます。メニエール病の特徴としては1回このような症状が起こるのではなく、繰り返し起こるということが挙げられます。
くも膜下出血・脳腫瘍
脳を覆う膜の1つであるくも膜の下に出血がある状態を指します。症状としては強くてこれまで経験したことのないような痛みがあると言われていますが、くも膜下出血が起こる前兆として、頭痛やめまい、吐き気を感じることがあります。これは、くも膜の血管のなかに動脈瘤(=こぶ)ができ、血流をとどこおらせ、圧迫させるために起こると言われています。
自律神経失調症・うつ病
うつ病では気分の落ち込みや倦怠感、疲労、無気力などの精神的な症状とともに、頭痛や吐き気、めまいを感じることがあります。
どう対処すべき?
では、頭痛やめまい、吐き気が起きたらどのように対処すれば良いのでしょうか?
先ほど挙げた症状は原因も異なるため、とくに耳が詰まった感じがひどい、頭痛が激しいなど特徴的な症状が見られない場合は、総合内科での診療をおすすめします。
そこで、問診の他、MRIやエックス線検査などによって原因が考えられ、必要があればそれぞれの専門機関での受診へと進みます。
耳なりや明らかに脳の異常を感じるなどという時は、早めの治療が必要となりますので、最初から耳鼻科や脳神経外科での相談が優先されます。
総合内科、それぞれの診療科を受診してみても病気が見当つかないということもあります。その場合は、心因性やストレス、自律神経の乱れによる症状である可能性が高いので心療内科に相談してみることをおすすめします。
まとめ
頭痛やめまい、吐き気どれをとっても万全の体調とは程遠い状態で、一刻も早く改善したいですよね。これらの症状には考えうる原因がいくつかありますが、放置しては取り返しのつかないものもあります。3つの不快症状が同時に起こってしまった際は、早めに病院に行き、原因の究明にあたりましょう。