
爪に縦に筋が入っている状態は、ひどくなると凹凸が激しくなり、エナメルなどを塗っても分かるほどになります。老化にともなう現象の一つですが、爪の乾燥や、栄養不足、ストレスなどによる場合もあります。
応急的に爪を紙ヤスリなどで削れば、凹凸はなくなり、縦筋も見えにくくなります。しかし、繰り返せば爪が薄くなり、脆くなります。
爪に縦筋が入っている状態のときは、爪が割れたり、欠けたりしやすくなっていますので、この方法はおすすめできません。では、爪の縦筋を治す方法はあるのでしょうか。
保湿クリームやオイルを塗る
爪がつくられている「爪母基(爪の根元)」をクリームやオイルでマッサージすることで爪の乾燥を防ぎます。専用のクリームやオイル、美容液も市販されています。
タンパク質を摂取する
爪の主成分は、ケラチンというアミノ酸(タンパク質)の一種です。タンパク質を豊富に含む食品を摂りましょう。大豆製品やナッツ類、玄米など、植物性タンパク質を多めに摂ると効果的です。
ビタミンB群を含む食品を摂る
爪細胞の再生を促すビタミンB2やB6を不足させないよう、食生活に気を付けましょう。ビタミンB2は爪を丈夫にします。ビタミンB6は、ケラチンなど体組織となるタンパク質を合成するのに不可欠な栄養素です。
ビタミンB2は、レバー、ウナギ、サバ、イワシ、納豆、卵、海苔などに含まれています。ビタミンB6は、ニンニク、マグロ、レバー、カツオ、鶏肉、サケ、サンマ、アジなどに含まれています。
ビタミンA・ビタミンEの豊富な食品を摂る
ビタミンAは爪の再生に不可欠であり、爪の乾燥を防ぎます。ビタミンEは血行を促進し、爪にうるおいと弾力、つやを与えます。
ビタミンAはレバーや緑黄色野菜に豊富に含まれます。ビタミンEは、魚卵やイワシ、ナタネ油やサフラワー油などに豊富です。
ビタミンAやEなどの脂溶性ビタミンは、摂りすぎると弊害がありますので、サプリメントでの摂取には注意が必要です。
ミネラル不足に注意する
血液中の赤血球の材料となる鉄が不足すると、爪まで十分に酸素が行き届かなくなり、爪が薄くなったり、変形したり、白っぽくなったりします。新陳代謝を促進する亜鉛や、爪の材料となるカルシウムも不足しないよう気を付けましょう。
鉄分は、レバー、ハマグリ、アサリ、卵、青のり、ひじきなどに多く、亜鉛は、牡蠣、豚レバー、牛肉、卵などに含まれています。カルシウムは、チーズ、しらす、イワシなどで摂ることができます。
まとめ
爪の縦筋に茶色や黒などの色がついていれば、メラノーマ(爪下悪性黒色腫)やアジソン病(副腎低形成)など、深刻な病気にかかっている可能性があります。早めに皮膚科を受診しましょう。