唇にニキビができただけでも憂鬱ですよね。その上、そのニキビはなんらかの病気のサインかもしれません。ここでは、唇にニキビやニキビに似た症状が出た場合に考えられる原因や治し方について解説していきます。
ニキビと口唇ヘルペス
ニキビに似た症状が現れる病気に「口唇ヘルペス」というものがあります。口唇ヘルペスは悪化しやすく、ウイルスによって感染するので、病院での早めに診察・治療が必要になります。
2つの見分け方としては、ニキビが口の周りや端にできるのに対して、口唇ヘルペスは唇そのものにできます。もし、唇に出来物があるようなら、口唇ヘルペスも疑ってみてください。
また、口唇ヘルペスについてもっと詳しく知りたいという方は下記ページをご覧ください。
ニキビの原因
口周りだけではありませんが、ニキビは、ストレスやホルモンバランスの乱れが原因となっている場合が多いです。
特に女性の場合、生理前になるとニキビが増えるという人もいます。排卵日から生理前の時期に黄体ホルモンが分泌され、皮脂を過剰に分泌し、肌の状態が悪くなります。それに生理前ストレスが合わさってニキビができてやすくなるのです。
男性の場合は、髭を剃るときに肌を傷つけることが多く、傷から菌が侵入し繁殖することでニキビができます。また、カミソリよりも電気シェーバーの方が肌に優しいのでおすすめです。
他にも胃の不調が原因となっている場合があります。食べ過ぎやアルコールの飲み過ぎ、ストレスなどで胃の働きが低下すると口元にニキビができることがあります。
ニキビ以外にも、疲労感や浮腫、貧血や月経過多、目眩や立ちくらみといった症状が現れます。ですので、胃が不調の場合は、胃の状態を改善するように努めてください。
ニキビの治し方
女性はメイクによるダメージによって唇が荒れたり、ニキビができやすくなったりします。特に生理前の敏感な時期に口紅やリップクリームを変えると思わぬ症状が出てくる場合があります。
ですので、いつもの化粧品を控えめに使ったり、必要のない時にはメイクを落としたりして、肌を労ってあげてください。
また、規則正しい生活をすることも非常に重要です。特に睡眠はしっかりと取ってください。体は寝ている間に体の傷を修復します。
早寝早起きを心がけ、深い睡眠を取れるようにしましょう。質のよい睡眠を取るには、リラックスすることが重要です。
38-40℃のお風呂にゆっくり浸かることで、体が芯から温まりリラックスすることができます。逆に、熱めのお湯(42℃以上)にすると興奮状態になり、眠りにくくなるので気をつけましょう。
加えて、眠る前にスマートフォンやPCを使いすぎると神経が興奮してしまうので、使用は控えましょう。
また、胃を休めるためにも暴飲暴食は避けてください。食欲が無い時には無理に食事をする必要はありません。お腹が空いた時に胃に優しいものを口にするようにしましょう。
胃が荒れている時は牛乳などを取り、胃の粘膜を保護し、胃酸を押さえてあげるのもおすすめです。保湿も有効な手段です。純度の高いワセリンなどで唇を保護してあげると治りが早くなります。
最後に
唇ニキビの原因には、ストレスが原因となるものから、思わぬ病気が原因となるものまであります。もし、唇にニキビができてしまったら「治し方」を参考にして、対処するようにしましょう。