お酒のおいしい季節。ついつい飲みすぎてしまうことってありますよね。お酒の席は楽しくても、翌日に二日酔いになってしまうことも…。また、アルコールを飲み過ぎて下痢になってしまった、という経験をお持ちの方も多いようです。
では、なぜアルコールの飲み過ぎで下痢になってしまうのでしょうか?ここでは、アルコールの飲み過ぎで下痢になる原因や対処法についてまとめていきたいと思います。
下痢の原因は?
アルコールは腸の中での水分吸収を阻害してしまいます。そのため、腸管で水分が吸収されないまま通過していき、便に水分が大量に含まれる下痢になってしまうのです。
腸のぜん動運動がアルコールによってうまくいかなくなることも、下痢の原因です。ビールや水割り、ソーダ割りなどの冷たい飲み物はお腹を冷やしてしまいます。これも下痢の原因になります。
どう対処すべき?
それでは、アルコールの飲み過ぎで下痢になってしまったら、どのように対処するのが良いのでしょうか?
アルコールを控える
「酒は百薬の長」と呼ばれることもあるように、適度に楽しむ程度ならば問題はありません。しかし、何事も過ぎたるは及ばざるがごとし、です。
お酒は下痢になるだけでなく、肝臓をはじめとした他の臓器にも悪影響を与えるおそれがあります。飲み過ぎないように心がけたり、休肝日を作ったりすることも大切です。
腸内環境を整える
腸内環境が乱れていると、そこにアルコールという刺激が加わることで下痢になりやすくなってしまいます。ですので、日頃の食生活や運動を見直してみましょう。
ここで大切なのが、1日の食事はバランス良く摂取するということです。具体的には、食物繊維やヨーグルト、納豆などの発酵食品、サプリメントなどを活用するとよいでしょう。
また、日頃からおなかの調子がすぐれない、なかなかスッキリしないという方はぬるめのお風呂につかってリラックスしたり、おへその下あたりを温めたり、おなかのマッサージをしたりすることで、改善していきますよ。
水分摂取
下痢をしている時は、脱水に注意してください。カフェインなどの刺激物の含まれていない飲み物、特に麦茶、薄めたスポーツドリンク、経口補水液がおすすめです。口から水分を摂取できない場合は、病院やクリニックで点滴をしてもらいましょう。
アルコールの飲み過ぎによる下痢は2〜3日で自然と軽快していきます。もしも長引いていたり、悪化したりした場合は病院を受診しましょう。
まとめ
いくら楽しいお酒の席だったとはいえ、飲み過ぎてしまうのは禁物です。二日酔いだけでなく、下痢でまで悩むことがないように、お酒はほどほどに楽しむのがベストです。