
夜になると咳に悩まされるという方は少なくありません。病院で検査を受けてみてもエックス線検査などを受けてみても、これといった原因がわからないという方もいます。
そこで今回は、安眠を妨げる夜に起こる咳の原因とともに、対処法をご紹介したいと思います。
目次
夜に咳が出る原因
咳はそもそも、気管支や肺などにウイルスや細菌が侵入するなどして起こる、異物を排出しようとする体の自然な働きです。しかし、風邪も治ったはずなのに長引いている、夜にばかり起こるという方はほかの原因が考えられます。
まず、夜に起こる咳の原因として考えられることを以下に挙げてみます。
原因1.咳喘息
まず、咳喘息ですが、最近では幼少期に喘息もちでない方でも大人になって発症することが少なくないといわれています。
症状としては乾いた咳と、夜中から早朝、起床時に起こることが多いのが特徴です。
発生原因は未だ明らかではないのですが、気管支のまわりの筋肉の収縮が指摘されています。
原因2.アトピー性咳嗽
そして、アトピー性咳嗽ですが、こちらは気管や気管支にアレルギー細胞に関連した炎症が生じることで、乾いた咳が出ることが特徴です。親族にアレルギー体質がいる方に好発するといわれています。
原因3.自律神経の乱れ
次に自律神経の乱れですが、私たち人間はリラックスをつかさどる副交感神経と、緊張状態をつかさどる交感神経を交互に働かせながら日々の生活を送っています。
しかし、このリズムがストレスや疲労などさまざまな要因によって乱れてしいまうことで、咳が起こることがあります。自律神経が乱れた状態である自律神経失調症では、咳のほか頭痛や腹痛、肩こり、不眠など人によってもさまざまです。
原因4.後鼻漏
そして最後に後鼻漏ですが、こちらは鼻づまりが原因となり、就寝時仰向けになることが引き金で鼻水が喉に落ちてきてしまい、咳を誘発します。
夜に咳が出るときの対処法
では、上記のような原因にどのように対処すれば良いのでしょうか。
咳喘息が原因の場合
まず、咳喘息ですが、こちらは気管支拡張薬、または吸入ステロイド剤が有効です。
アトピー性咳嗽が原因の場合
そしてアトピー性咳嗽には、アレルギーを起こす原因となるヒスタミンを抑制してくれる抗ヒスタミン薬が有効です。
自律神経の乱れが原因の場合
そして自律神経が乱れてしまう要素はいろいろとありますが、規則正しい生活と、バランスのとれた食事のほか、疲労をためないようしっかりと休むことが大切です。
そして、多忙を極める現代人にとっては難しいことですが、ストレスを極力ためないようアロマやリラックスできる音楽を聴くこともおすすめです。
後鼻漏が原因の場合
最後に後鼻漏ですが、こちらは鼻づまりの改善が大切です。
耳鼻科での抗ヒスタミン薬の処方や、鼻づまりを改善してくれるスプレータイプの市販薬の活用に加え、加湿器を使用するなどの環境づくりも大切です。
まとめ
寝ようと思ったら起こる辛い夜の咳。上質な睡眠を送るためにも早めの改善が大切です。
我慢せずに耳鼻咽喉科などの専門機関の受診を心がけ、きちんと対策をとって治しましょう。