
咳がなかなか止まらず、病院を受診したいけど、何科で診てもらえばいい?と悩む人は多いのではないでしょうか?また、病院でどんな検査をするのかも気になるところです。
今回は、咳の症状がある場合受診すべき診療科と病院での検査内容についてまとめます。
目次
何科で診てもらうべき?
咳の症状がひどい、長期間続いているなどで、病院で「何科を受診すべき?」と考えたとき、思いつくのは、内科、耳鼻咽喉科ではないでしょうか?
内科の特徴
内科は、一次診療(プライマリケア)を行う科ともいわれ、まずは内科で診てもらうということは多いですね。内科での診察で、他の科の診察・治療が必要と判断されれば、他科を紹介してくれます。
また、最近は、さらに診療の専門性が高まっていて、内科といっても呼吸器、循環器、消化器、内分泌、神経など専門分野があります。呼吸器内科、循環器内科、消化器内科などと診療科が分かれている場合もあります。
咳や痰が長引いている、息苦しいなどの症状がある場合、肺の感染症や肺炎、肺がんなどであるケースもありますので、この場合は、主に、呼吸器系を専門とする呼吸器内科を選ぶとよいでしょう。
また、逆流性食道炎で胃酸が逆流し、咽頭の粘膜が刺激されて炎症を起こし、咳が出る場合もあります。この場合は、消化器内科が専門になります。
さらに、長引く咳や痰は、心不全によって肺に水が溜まっていることが原因の場合もあります。この場合、特に、夜間に咳がひどい、横になると咳がひどくなります。これは、循環器内科が専門となります。
お近くの病院の内科の専門を確認しておくとよいですね。とはいえ、咳とともに発熱や全身倦怠感、筋肉痛、嘔吐、下痢など全身症状がある場合は、まずは内科を受診がよいのではないでしょうか。
耳鼻咽喉科の特徴
耳鼻咽喉科は、耳、鼻、咽頭、喉頭など顔面から首までの脳、目、歯以外を専門とする診療科です。そのため、鼻水、鼻づまりなど風邪のような症状を伴う咳の場合、耳鼻咽喉科で診てもらうこともできます。
また、咳とともにサラサラの鼻水が出る場合は、アレルギー性の咳や鼻水である可能性があります。この場合も耳鼻咽喉科で検査できます。咳とのどの痛みといった首から上の症状のみの場合、耳鼻咽喉科で治療可能です。
特に、風邪でもないのに咳や痰が出る、喉に違和感があるなどの症状がある場合は、鼻水が喉に流れ込んでいる(後鼻漏:こうびろう)ために咳が出ている可能性もありますので、耳鼻咽喉科で診てもらうとよいでしょう。
病院での検査内容
受診する診療科を決めて、次に気になるのはどんな検査が行われるかではないでしょうか?咳が続く場合の検査についてまとめます。
通常、風邪やインフルエンザなどの感染症による咳は、2~3週間で治まってきます。
咳が3週間以上続く場合は、その他の病気による咳の可能性があります。咳が3週間以上続く場合は、胸部X線(レントゲン)検査がすすめられています。その他、血液検査、呼吸機能検査、喀痰検査が行われます。
さらに、必要に応じて、胸部CT(コンピュータ断層撮影:Computed Tomography)検査、気管支内視鏡検査などが行われます。
胸部X線検査
胸部にX線を照射して、X線の透過性を写真にして肺や心臓に病変がないか調べる検査です。
X線は、肺に炎症や腫瘍などがあると、その部分が白っぽく写り、気胸や肺気腫などがあると、その部分は空気を多く含み黒っぽく写ります。また、心臓も写るので、心臓の大きさのチェックにもなります。
血液検査
採血をして血液を検査し、アレルギーや感染症が無いかチェックします。
呼吸機能検査
スパイロメーターという測定器具を用いて、吐く息の量(呼気量)と吸う息の量(吸気量)を測定して、呼吸の能力を調べる検査です。
肺などの換気の機能をチェックします。
喀痰検査
痰を採取して、病的な成分を顕微鏡で調べます。
細菌の有無を調べる喀痰細菌検査とがん細胞の有無を調べる喀痰細胞疹があります。
胸部CT検査
胸部X線検査で異常が見られた場合に、より詳しく調べるために行われます。
X線で撮影した体内をコンピュータで解析して、断層画像にして臓器の状態をチェックする検査です。
気管支内視鏡検査
口からファイバースコープという先端にとても小さいカメラの付いた細い管を挿入して、気管や肺の内部の状態をみる検査です。同時に病変部の組織を採取して検査します。
まとめ
咳で病院を受診する際、診療科の選択は、咳とともに鼻水がひどい、喉が痛いなど、症状が首から上に限局している場合は、耳鼻咽喉科を受診し、咳とともに発熱や全身倦怠感など全身症状もある場合は、内科を受診するというように、咳とプラスαの症状で選択してみてはいかがでしょうか。
咳で受診した際、3週間以上続く咳の場合、検査をすすめられます。
早期発見、治療のため、長引く咳には、早めに医師の診察を受けましょう。