
あなたは胸に痛みを感じたことがありますか?胸に痛みがあると何か重い病気が絡んでいるのではないかと心配になりますよね。
心臓など生命を維持するうえで重要な臓器がある胸。そこで今回は、胸の痛みのなかでもとくに、胸の上下に痛みを感じる場合に考えられる原因と対処法をご紹介したいと思います。
目次
胸の上が痛い場合
胸と一言に言ってもさまざまな原因が考えられます。
胸のなかには心臓のほか肺、気管支、膵臓、肝臓、胃、肋骨、背骨などさまざまな臓器や器官、骨があります。まずは、胸の上が痛い時に考えられる原因を下に挙げます。
1.心因性
ストレスが原因となって痛みを感じることがあります。ストレスは心ばかりでなく、血流や筋肉の働きにまで支障をきたすことがあります。また、ストレスがある時は自律神経が乱れ、頭痛や腹痛、吐き気のほか心臓の痛みなどを誘発することがあります。
対処法としては、ストレスを減らし、規則正しい生活と思い悩まないことが大切です。
2.筋肉や骨の異常
筋肉を酷使したり、姿勢の悪化などにより骨に負担がかかっていると、心臓の付近に痛みを感じることがあります。
対処法としては、筋肉のリラックスや整体などで筋肉に生じているコリをほぐすことです。
3.病的由来
心臓やその付近にある臓器に疾患を抱えることで痛みを感じます。では、具体的にどのような病気や疾患が隠されているのでしょうか。
対処法としては、病院できちんと胸部エックス線検査を受け、どのような疾患が背景にあるのか特定し、見合う治療を早期に行うことが重要です。
4.狭心症
狭心症の症状としては、胸が締め付けられるような急激な痛みを感じることが挙げられます。心臓に血液を送る働きのある冠動脈になにかしらの異常が起きることにより、血流の悪化や冠動脈の麻痺が起こります。
5.心臓神経症
ストレスや心的・肉体的に負担がかかっているときに起こる疾患です。検査をしてみても心臓や臓器自体にとくに問題は見られないのですが、痛みを感じる点が特徴です。
6.気胸
気胸は肺の一部が破損することで痛みを感じる病気です。
胸の下が痛い場合
では次に胸の下に痛みを感じることがある場合に考えられる病気を挙げます。
1.胃びらん
びらんとは炎症によるただれを意味します。アルコールや嗜好品、脂肪分の過剰摂取などの刺激により胃に炎症をきたしてしまい、胸の上部に痛みを感じます。
対処法として、胃酸分泌液や胃粘膜保護液などで胃の荒れた部分を保護・修復することが大切です。
2.心筋梗塞
心筋梗塞は、胸に血液を送る冠動脈になにか異常がある場合や、糖尿病などの生活習慣病が原因となって起こります。症状としては、胃の痛みや吐き気、呼吸困難がみられます。
対処法としては、細くなってしまった動脈を広げる薬剤による治療、血管カテーテル手術によって血管を拡張する処置が講じられます。
3.乳腺炎
出産後の女性にみられる症状で、胸の下部に痛みを感じます。原因としては、乳腺に起きた炎症や化膿、片方の乳房からの授乳などが挙げられます。
対処法として、両方の乳房からバランス良く授乳する、授乳をいったん中止し、抗生剤による治療などが講じられます。
まとめ
気になる胸の痛み。その背景には心因性のものから臓器の病にかかわるものまでさまざまなものが考えられます。
自己判断で放置せず、痛みが続いたり繰り返すような場合は、内科や循環器科の早めの受診を行いましょう。