
おできができると、痛くて気になりますね。このおでき、放置しておくと化膿して膿が出たりすることもあります。今回は、おできから膿が出た時の対処法をまとめます。
おできとは
おできには、「せつ、よう」といわれる、毛穴の細菌感染によって赤く腫れた発疹、皮膚の下に袋状のものができて、そこに垢や皮脂が溜まることによりできる粉瘤といわれる良性の腫瘍やにきびなどがあります。
おできの出来ている場所が肛門の周囲の場合は、肛門の周囲が細菌感染して炎症を起こして膿が溜まる肛門周囲膿瘍の可能性もあります。
膿が排泄されて、肛門や直腸と通じるろう管ができた状態は痔ろうといわれます。
膿が出る原因
膿とは、毛穴や傷口に入り込んだ細菌が繁殖するところに、体の免疫細胞が集まって戦い、その戦いの結果死んだ細菌や死んでしまった免疫細胞を含んだどろどろとした黄色または緑色の液体のことです。
せつ、ようや肛門周囲膿瘍、にきびは、細菌感染による炎症であるため、膿を持ったおできとなり、最終的には、膿が出てきます。
粉瘤の場合も、患部が擦れたり、圧迫などで、傷ができ、そこから細菌が入り込むと化膿して膿が出ることがあります。
膿が出た時の対処法
膿が出ている間は、傷口が開いている状態のため、そこから、新たに細菌が感染しないように、傷口を清潔にして、清潔なガーゼ等で保護しましょう。
なかなか、膿がとまらない場合は、皮膚科を受診して診てもらいましょう。それでは、膿が出た後の処置について、疾患ごとにまとめます。
せつ、よう
せつ、ようの場合、膿が出たら、患部を消毒液で消毒して、抗菌剤の軟膏やクリームを塗りましょう。皮膚科で適切な抗菌剤の外用を処方してもらうのが良いですね。
にきび
にきびの場合は、市販のにきび用クリームを塗って対処可能なことが多いです。炎症がひどい場合、市販のクリームでは改善が見られない場合は、皮膚科で診てもらいましょう。
粉瘤
粉瘤は、良性の腫瘍であり、必ずしも治療をしなくてはいけないということはないのですが、粉瘤が化膿して膿が出た場合は、粉瘤に細菌が感染しているということであるため、皮膚科を受診して、適切な抗生物質を処方してもらったり、手術で摘出するなどの治療を受けた方がよいでしょう。
肛門周囲膿瘍、痔ろう
肛門周囲膿瘍から膿が出ると、肛門や直腸と通じるろう管(痔ろう)ができてしまい、自然には治りません。
膿が出てしまうと痛みも治まりますが、繰り返し膿が出て、痛み、発熱を伴います。早期に消化器外科や肛門科を受診して、治療を受けましょう。
まとめ
おできから膿が出た時は、患部を清潔にして、保護しましょう。しかし、おできの種類によっては、病院で治療してもらう必要のあるものもあります。
おできのできた場所によっては、診てもらうのが恥ずかしいなんてこともあるかもしれませんが、ひどくならないうちに、病院で診てもらうことをおすすめします。