
夕方、靴がきつくなったり靴下のゴムがあたる足首に跡がついたりしたことはありますか? それは足がむくんでいるためです。足のむくみには心配なものからそうでないものまで、様々な原因があります。今回は、そんな足のむくみ・腫れに関する記事です。
目次
むくみ・腫れの原因
足のむくみ・腫れには、大きく分けて2つの原因があります。1つは「病気・怪我が原因のもの」、もう1つは「一過性のもの」です。
病気・怪我が原因のもの
まず、むくみ・腫れがくる病気の代表的なものは、腎臓・肝臓の疾患です。体の中にはアルブミンという血液中に含まれるタンパク質の一種があります。
これは血液の内部に水分を保つ働きがあります。腎臓や肝臓になんらかの障害があるとこのアルブミンの分泌が減り、保てなくなった水分が皮膚の細胞に流れ出てしまいむくみの原因になってしまうのです。
また、心臓が悪くてもむくみ・腫れは起きます。心臓の機能が低下すると血液を全身に送る力が衰えてきます。
すると余分な水分が体内に少しずつたまり、心臓からいちばん遠い部分の足にむくみや腫れが起こるようになるのです。血管に老廃物が詰まって血流が悪くなりむくむこともあります。
どれも怖い病気なので下の症状に心当たりがある場合には医師に診断してもらい、適切な治療を受ける必要があります。
- むくみ・腫れが1日中、または何日も続く
- 急に体重が増えた
- 尿の出が悪い
- 歩いたり階段をのぼったりすると息切れがする
- 疲れやすい
一過性のもの
普段健康な人が夕方になると足がむくんだり、腫れたりしているが一晩寝ると朝消えているということはよくあることだと思います。その原因はいくつかあります。
- 長い時間同じ姿勢をしていた(座りっぱなし、立ちっぱなしなど)
- 塩分のとりすぎ
- 運動不足
- 冷え性
- 足に合わないキツイ靴や締め付けが強い下着をつける
- 睡眠不足や疲れ
むくみ・腫れは、リンパ液がなんらかの原因で滞ってしまい正常に代謝されなくなって、余分な水分が皮膚の下に溜まって起こる現象です。
長い時間動かないでいると足に血液が溜まってしまいます。それが静脈のうっ血を起こすためむくんでしまうのです。
運動不足で筋力が低下してくると足に溜まった血液を心臓に戻す力が弱くなってしまいます。これもまたむくみ・腫れの原因となるのです。
また塩分をとりすぎてもむくみ・腫れは起きます。最近はコンビニや外食で食事を済ませてしまう人がけっこういます。外で食べるものは美味しいのですが、その分塩分も多く含まれています。
塩分にはナトリウムという水分を取り込む物質があります。それが増えすぎると溜まった水分が毛細血管から染み出てむくみ・腫れになってしまいます。
冷え性やからだに合わないキツイ靴や下着で血行障害が起きて、むくみ・腫れが出る場合もあります。
むくみ・腫れの解消法
では、どうすれば、むくみや腫れを解消できるのでしょうか?病的な原因の場合は病院で治療を受けなければなりませんが、一過性のものは日頃の心がけでだいぶ解消されるはずです。簡単な解消法を紹介します。
筋力トレーニング
筋力トレーニングというと大げさになりますが、つま先立ちで歩いたり、軽い屈伸運動ををするだけでも十分効果があります。デスクワークの人は一時間に一回、歩いたり、足首を動かしたりしましょう。
仰向けで両手足を上にあげ、ブラブラする体操もおすすめです。家でリラックスしながら簡単にできます。高齢者でも無理なく行えます。足を高くして寝るのもいいです。
カリウムを積極的に摂る
カリウムは、ナトリウムを体外の排出する働きがあります。スイカ、バナナ、キュウリ、あずき、アボカドなどを食べましょう。また、塩分の多い食事もできるだけ避けましょう。
ビタミンEを適度に摂る
ビタミンEには血流を良くする働きがあります。アーモンド、ピーナッツ、アボカドなどを適度に摂りましょう。
冷やさない
夏場はシャワーだけですましてしまうことがあると思いますが、特に冷えやすい女性は1日の終わりにお風呂でゆっくりと温まるとむくみや腫れも和らいできます。クーラーの効きすぎにも注意しましょう。
締め付けない
キツい靴やハイヒール、締め付けの強い下着などはリンパの流れを悪くします。なるべくゆったりとしたものを選びましょう。
マッサージ
リンパの流れをよくするためにマッサージをするのは効果的です。太ももからふくらはぎ、足首と外から内へ、下から上にマッサージしてみましょう。ツボ押しも効きます。痛気持ちいいくらいの強さで足の裏を押してください。
まとめ
今回は、足首のむくみ・腫れの原因や解消法について解説してきました。「足が太くなっちゃった」で済めばいいですが、怖い病気の場合もあります。ぜひ、注意深く対処していただければと思います。