
何もないときはあまり気にすることがない舌ですが、できものができたり痛みがあったりすると、途端に生活レベルが下がってしまいます。
特に食べられなくなることは、からだ全体の健康状態が崩れることに直結するので、舌がいかに重要な器官なのかを痛感するところです。
今回は、舌に赤いできものができたらどんな病気を疑えばよいのか、とくに心配な癌についても考えてみたいと思います。
口腔扁平苔癬
「口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)」を発症すると、頬や舌に赤くレース状の粘膜の角化が起こります。
食べ物が浸みたり、痛みが出たりします。根本的な治療法はありませんが、ステロイド剤や抗菌剤などを塗る場合もあります。
赤板症
舌の粘膜に赤い盛り上がりができたり、平たい隆起ができたりします。潰瘍になると癌化することもあります。
紅板症
白板症と同じく、舌の粘膜にできるぶつぶつした赤いものです。癌化する確率が非常に高くなっています。
舌炎
何らかの理由で舌に炎症が起きて、舌が赤くなり痛みが出たりします。考えられる原因は、乾燥やビタミンBの不足、自律神経失調症などです。
血腫
舌を噛んでしまうことにより「血腫(血豆)」ができてしまいます。何度も繰り返すようなら、検査をした方が良いこともあります。
地図状舌
文字通り、舌に地図のような模様ができる疾患です。円形や楕円形の薄い赤色で周辺が白っぽいようなものがだんだんと合わさり、地図のような模様になっていきます。
原因ははっきりとは分かりませんが、ビタミンBの不足やストレス、胃腸が弱い、アレルギーなどではないかと考えられています。
舌癌
舌のできものの中で一番怖いのがガンです。ひどい口内炎と間違えられそうですが、癌は口内炎より痛みが少なく、境界線がギザギザしています。その他にも下記の症状が出たら癌を疑ってください。
- 舌の側面にしこりがある
- 舌が白っぽくただれる
- 食べ物や歯が当たると痛い
- 酸味塩味でしみる
- 口内炎より硬い
- 出血や口臭がある
- しゃべりずらい
- 夕方から夜にかけて舌の痛みやピリピリした感じがある
- 首のリンパ節の腫れが3週間以上たっても治らない
- 口内炎が2週間たっても治らない
- 食べ物の味がわからない
まとめ
舌の疾患は、ストレスや疲れ、食事のバランスの崩れが原因となる場合が多くみられます。日頃からビタミンやミネラルを積極的に摂り、疲れやストレスを溜めない生活を心がけましょう。