
普段生活していく上でそれほど気にならない口の中の唾液ですが、唾液の量が多くなったり少なくなったりすると、とたんに様々な障害が現れてきます。今回は、唾液が多くなる原因と対処法について見ていきたいと思います。
目次
唾液の働きは?
まずは、唾液の働きから見ていくことにしましょう。
消化を助ける
唾液の中に含まれているアミラーゼという消化酵素が、デンプンを糖に変えて胃腸の負担を軽くします。また、よく噛むことで血液中の血糖値を高め、食べ過ぎ防止の役割もしています。
洗浄作用で虫歯を防ぐ
食べかすを唾液で洗い流すことで、口の中を常に清潔に保っています。さらに口腔内を中和することで、虫歯を防いでくれます。
口の中の粘膜の保護
唾液で常に口の中を湿らせているため、食べ物がスムーズに口腔内を通り、唾液による粘り気で頬の内側や舌などに傷がつかないようにしています。
細菌の増殖を防ぐ
口の中にはたくさんの細菌がいますが、唾液中の物質が体内に悪い影響を与える細菌の増殖を防いでくれます。その他にも発がん性物質を抑える働きもあります。
唾液が多くなる原因は?
唾液は耳の下にある耳下腺やアゴ下にある顎下腺、舌の舌下腺などから1日約1.5リットル程の量が分泌されています。唾液の量は自律神経によってコントロールされているといわれています。
胃腸系の問題
唾液には、食べ物の消化吸収を促進させてくれる働きがあります。そのため胃腸などの消化器系に何らかの問題が生じると唾液の量が多くなってきます。
自律神経の乱れ
自律神経が乱れることで唾液の量が増えたり減ったりします。昼、交感神経が優位の時は唾液が多くなり、夜、睡眠時などには副交感神経が優位になって唾液が少なくなり口が乾いてきます。
口の中や扁桃腺の炎症
口の中に口内炎などの炎症が起きると、炎症の原因である細菌やウィルスを除去するために唾液が多くなります。また 扁桃炎や扁桃周囲炎などが原因で喉が腫れるてものが飲み込みにくくなると、口の中に唾液が充満してしまいます。
妊婦時のつわり
妊娠初期のつわりの状態の時に胃や腸などの消化器官が弱くなってくると水分の代謝が悪くなり、唾液が多くなります。
唾液が多いときの対処法は?

唾液が多い時は、まず、その原因を突き止めることが大切です。自律神経の乱れの場合は、自律神経を整えるような生活を心がけましょう。ストレスをたまりにくくするために少し休息を取ったり、睡眠を十分にとる、気分転換してみるなどの行動をしてみましょう。
口の中に炎症があるときはその炎症を治療してください。早めの治療がカギになります。何も原因が考えられない場合は、アメをなめたりガムを噛んだりすることで唾液の量を調節することができます。一度試してみてください。
まとめ
唾液の量があまりにも多いときは、何かほかの病気が隠れていることもあります。早めに耳鼻咽喉科や内科などの医療機関を受診してみることをおすすめします。