
耳の治療に使用する「耳垢水」というものを知っていますか?耳垢水とは耳垢を南下するために用いられるもので、重曹とグリセリンと滅菌精製水を混合したものです。ここでは、耳鼻科などで処方してもらうことも多い、耳垢水の作り方や使い方についてまとめてみました。
耳垢水とは
耳垢水は耳の中の耳垢が硬くなり取りづらい状態にある時の処置に使われるものです。耳垢が溜まりすぎたり、奥の方に押し込まれてそのまま固まってしまう症状を「耳垢塞栓」と言い主にその治療のために使われます。
耳垢は硬くなってしまうと自分で取ることは困難であり、無理に取ろうとすると傷ついたり炎症を起こしてしまう場合があります。
耳垢水の成分の一つであるグリセリンは、その硬くなった耳垢を柔らかくする作用があり、重曹は柔らかくなった耳垢を皮膚から浮かせる効果があるので、硬く取りづらくなった耳垢を取り除きやすくしてくれるのです。
作り方は?
耳垢水を作るには、炭酸水素ナトリウム(重曹)5gとグリセリン25mlに精製水を入れ、全量が100mlになるように調整します。市販品でも作ることは可能ですが、耳垢水は薬剤師さんが調合する薬ですので、病院を受診するのが基本です。
使い方は?
耳垢水は医師が処方し、病院や薬局でもらう薬ですので使い方にあたっても医師の指示に従います。ここでは、一般的な使い方についてご紹介します。まず、耳垢を取りたい方の耳を上にして横になり頭を水平に保つようにします。
1回に5~6滴を耳にたらしたら10分ほどそのまま横になった姿勢を保ちます。その後は清潔なティッシュやガーゼで耳から流れ出てくる液をふき取るようにします。こうして耳垢が柔らかくなってから再度耳鼻科を受診し、専用の器具で耳垢を取ってもらいます。
また、使うにあたり「注意点」があります。点耳する時には耳垢水を常温にするようにします。冷たい耳垢水を耳に入れると「めまい」や「耳鳴り」の原因になりますので常温に戻すことを忘れないようにしましょう。
お薬全般に言えることですが、何より衛生的に使用する事が重要です。保管方法、期限をきちんと守り開封してから時間が経ったものを使ったりしないように注意しましょう。
まとめ
耳垢が固まって取りづらくなっている時に、無理に取ろうとすると傷をつけたり、炎症の原因になったりしますので注意が必要です。耳の中はデリケートなものですので、耳鼻科で耳垢水をつかった治療を受けるのが負担もかからず安全と言えますね。