大きなメディアで取り上げられることが全く無いですが、アタマジラミは今の日本でも寄生される恐れがあるものです。たまにアタマジラミ流行注意報が自治体の教育機関から出されることもあります。
アタマジラミに寄生されるのは、多くの場合は小学校低学年以下の幼い子供です。ここでは、アタマジラミに寄生される原因や症状をはじめ、くしで除去する方法などを紹介していきます。
アタマジラミは髪の毛に寄生する
「寄生虫が湧くのは清潔にしていないからだ」と思っている人もいるかもしれませんが、アタマジラミに関してはそこに髪の毛があれば寄生するので、清潔・不潔は関係ありません。
実際に発展途上国と先進国でアタマジラミに寄生されている割合を調べても、それほど大きな差はないという報告もあります。
アタマジラミに寄生されないためには、清潔にしておくことは大切ですが、極力、頭どうしの接触を避ける、帽子の貸し借りをさせないなど、寄生のリスクを下げるようにすることも重要です。
アタマジラミに寄生されたときの症状は
アタマジラミは、蚊と同じように人間の血を吸うことによって生きている寄生虫です。血を吸う前は白い体をしていますが、血を吸った後は黒っぽく変色します。
3ミリから4ミリほどの大きさで、肉眼でも確認することができます。髪の毛の根本に卵を産み付ける習性をもっており、2週間ほどで孵化します。
アタマジラミに寄生されると、その数に応じて痒みが激しくなっていきます。そして、痒みに耐えられず、引っ掻いてしまうことで、頭皮を傷つけてしまったり、炎症を起こしたりして二次症状が酷くなることもあります。
アタマジラミの除去にはくしがおすすめ!
アタマジラミを除去する方法には殺虫剤入りシャンプーを使用する方法と、くしを使って除去する方法があります。殺虫剤入りシャンプーを使用する場合、体質によってはアレルギーなどを引き起こすこともありますし、殺虫剤ということで使用を躊躇うこともあるでしょう。
ですので、ここでは、くしを使った除去方法について説明していきましょう。アタマジラミは、強い生命力を持っていますし、ハサミ状の足で髪の毛に捕まっているので、普通に洗髪しただけでは落とすことはできません。
くし通りを良くするためにぬるま湯で髪の毛を濡らしたら、しらみ除去専用のくしを通してやると成虫だけでなく、卵もしっかりと落とすことができます。
しらみ除去専用のくしは、シャンプーが登場する前は主流だったので効果は保証できます。ただし、くしを使った後は、周辺を掃除機などで清掃することを忘れずに行ってください。
アタマジラミは頭から落ちても3日は生きているので、再び寄生されないためには、しっかりと掃除をするようにしましょう。
まとめ
今回は、アタマジラミをくしで除去する方法を紹介してきました。先ほども書いたようにシャンプーですと体質によって合う・合わないが出てしまうかと思います。その点、くしでしたら、ほぼ全ての人が使用できます。もし、シャンプーが不安だという方は、くしを使った方法を試してみましょう。