風邪を予防するためには栄養バランスの良い食事を摂取することや規則正しい生活を送ることが重要です。
体の免疫力が低下した時に風邪をひきやすくなりますが、風邪をひいても早めに風邪薬を飲むことで症状の悪化を免れることができます。
今回は、そんな風邪の症状におすすめの総合感冒薬のパブロンゴールドAの効果や副作用について解説します。
効果
パブロンゴールドAは、9つの有効成分を配合した総合かぜ薬です。咳や痰、喉の痛み、くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、悪寒、発熱、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛みなど風邪の諸症状に効果を発揮します。
ジヒドロコデインリン酸塩は咳の中枢に作用して咳が起こるのを抑えてくれます。dl-メチルエフェドリン塩酸塩は気管支を広げる作用があり、呼吸が楽にできるように働きかけ咳の症状を緩和してくれます。
グアイフェネシンは去痰効果で粘度の高い痰を柔らかくして、喉に絡んだ痰を出しやすくしてくれます。アセトアミノフェンは熱を取り除き、頭痛や喉の痛みを鎮める作用があり、リゾチーム塩酸塩はくしゃみ、鼻みず、鼻づまりなど鼻の症状を緩和してくれるほか、去痰作用もあり痰を出しやすくしてくれます。
マレイン酸カルビノキサミンは抗ヒスタミン効果で風邪によるくしゃみ、鼻みず、鼻づまりなどの症状に効果を発揮します。無水カフェインは頭痛を鎮める他に解熱鎮痛効果が効率的に作用するように働きかけます。
ビスイブチアミン(ビタミンB1誘導体)やリボフラビン(ビタミンB2)はビタミンの成分で発熱などで失われやすいビタミン郡を補ってくれます。
11歳以上から内服可能になっており、11歳〜14歳までは1回2錠、15歳以上では1回3錠を1日3回食後に内服します。体がぞくぞくしたり、くしゃみや鼻水の症状など「風邪かな」と思った時に内服すると早期に回復することができるでしょう。
副作用
パブロンゴールドAの副作用は少ないですが、稀に副作用が起こることがあります。主な副作用として、皮膚の発赤や発疹、痒み、消化器系では悪心・嘔吐、食欲不振の他、めまいや排尿困難などが起こることがあります。
そのほか、便秘や口の渇き眠気なども副作用の症状として現れることがあります。重度の副作用が出ることは稀ですが、内服直後に皮膚の蕁麻疹や痒み、喉の痒み、声のかすれ、くしゃみ、息苦しさ、動悸、意識混濁など見られたときは速やかに医師の診察を受けるようにして下さい。
また、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死症などでは高熱や目の充血、目やに、唇のただれ、喉の痛み、皮膚の広範囲に発赤や発疹など現れます。
肝機能障害は発熱や全身倦怠感、痒み、発疹、黄疸、褐色尿などの症状が見られ、腎機能障害は尿量減少や全身の浮腫み、関節痛、倦怠感など症状が見られます。
間質性肺炎や喘息では発熱、空せき、息切れ、息苦しいなど呼吸器症状が出ていないか状態を観察するようにしましょう。この様に重篤な副作用が起きた場合は内服を中止して医師の診察を受けるようにして下さい。
鶏卵のアレルギー症状がある方や解熱鎮痛薬で喘息を起こしたことのある方はパブロンゴールドAの内服を避けるようにします。パブロンゴールドAと併用して他の風邪薬や抗ヒスタミン剤など内服すると副作用に繋がります。
甲状腺機能障害、糖尿病、高血圧、心臓病、肝臓病、腎臓病、胃・十二指腸潰瘍、緑内障と診断されている方は医師や薬剤師に相談してから内服するようにして下さい。高齢者妊娠中、授乳中の方は専門家の指示に従い内服するようにしましょう。
まとめ
風邪をひいてしまった時はたっぷりの睡眠と栄養のある食事で早めに回復するように心がけましょう。また、体を温めて水分補給をすることも大切です。風邪薬で胃の粘膜を傷めないためにもパブロンゴールドAを内服するときは軽く食事をしてから内服して下さい。