カロナールは解熱鎮痛薬として病院から処方される事が多く、私たちにとって認知度が高いお薬の1つだと思います。
病院からお薬が出た時に、症状や患者さんの年齢などによって容量が変わる事もありますが、頭痛の緩和を目的として服用する時には何錠飲むと効き目があるのでしょうか。
効き目が鈍い時など、錠数が間違っていないかと心配になる事もありますね。そのような時のためにカロナールの飲み方についてみてみたいと思います。
カロナール錠200の服用は1日2錠がベスト
カロナールはアセトアミノフェンを主成分とする非ピリン系の解熱鎮痛消炎剤です。
皮膚の血管を広げる事により熱を放散させる解熱作用、脳の痛みの感受性を低下させる鎮痛作用があります。炎症作用は弱い部類のお薬のため強い炎症を伴うリウマチなどの痛みには適応されません。
作用が穏やかで、安全性の実績もあり、広範囲な痛みに適応可能であるため幅広い年齢層の患者さんに処方されることが多いようです。また、インフルエンザの時の解熱剤にはアセトアミノフェンを使う事が安全であるため、カロナールが用いられます。
カロナールの服用量は体重1kgあたり1回10~15mgを経口服用するとなっていて、医師が患者さんの年齢や症状により適宜増減して処方されます。
頭痛に対して大人に処方される場合は通常1回量は2錠です。そして服用間隔を4~6時間あけて1日2~3回が目安で、1日の最大量は1500mg(7.5錠)を超えないようにする、となっています。また、カロナールは偏頭痛には使えません。緊張型の頭痛や風邪、インフルエンザの時の頭痛に対して効果があります。
基本は医師の処方に従って服用する事です。「1日の最大量を超えなければ飲む量を増やしてもいいのでは?」と思いますが、1回量を増やしても効き目はほとんど変わらないようで、却って副作用が強まり体に負担がかかります。
頭痛を和らげて楽になる事も大事なことですが、頭痛の原因になっている疾患に目を向け、それを治療するようにする事も必要といえます。
まとめ
風邪や頭痛、広範囲の鎮痛薬として、またインフルエンザに罹った時の解熱鎮痛剤としても使用できるカロナール200は病院から処方されたという経験のある方が多いお薬です。
どんな薬にも人によって合う合わないがあり、効き目にも影響しますので効き目が弱いと感じる時には、自己判断で飲む量を増やすのではなく、医師に相談するなどして安全にお薬を服用する事を心がける事が重要です。