あなたは偏頭痛を経験したことがありあますか?頭痛は多くの方に経験のあるポピュラーな症状だと思います。
体だけでなく気分まで落ちてしまう偏頭痛。なかには偏頭痛に肩こりをともなう方もいます。
そこで今回は、肩こりをともなう偏頭痛の原因と対処法についてご紹介したいと思います。
偏頭痛による肩こりの原因
筆者も長年偏頭痛には悩まされてきました。とくに幼少期はひどく、学校を休んだり、早退することも多かったため、偏頭痛の苦しみはよくわかります。
偏頭痛の原因が肩こりだと思っている方は少なくないと思いますが、じつは肩こりだから偏頭痛が起きてしまったのではなく、偏頭痛の症状として肩こりが現れているといえます。
というのも、偏頭痛の原因はさまざまな要因が指摘されており、飲酒や喫煙などの嗜好品による説や、低気圧、ストレスなどの環境要因が指摘されています。しかし、女性に多いことからホルモンバランスや個々人の体質も関係しているのではないかともいわれ、はっきりとは解明されていません。
そんな偏頭痛ですが、肩こりが起こるというのも症状として挙げられます。
筋肉がこることで血流不良が起こり、頭痛を引き起こす緊張型頭痛と混同されやすいのですが、偏頭痛による肩こりの場合、肩こりが先に生じ、頭痛のほかにも視界がチカチカしたり一部欠ける、吐き気をもよおすなどほかの症状も見られること、頭痛の前に急激な肩こりが襲ってくるなどの特徴があります。
偏頭痛による肩こりの対処法
では、偏頭痛による肩こりが起こったらどのように対処すれば良いのでしょうか。
まず、偏頭痛の症状としても多くみられる閃光や音に敏感になるなどの症状をやわらげるためにも、暗くした部屋でゆっくりと横になって休むことが先決です。
そして、頭痛を解消するためにロキソニンなど市販の鎮痛薬を飲むことも人によっては症状を軽減してくれます。効果のあるものとしては血管の拡張を抑える効果のあるトリプタン系の頭痛薬を服用しましょう。
さらに、頭を冷やすことも効果的です。偏頭痛は一説には、脳の血管が拡張することで炎症が生じて痛みを感じるともいわれています。したがって、体は暖かくしても頭部はなるべく冷やすようにしましょう。
さらに、薬も飲んだことだし、より効果を早めたいという方には、頭痛に効果のあるツボをご紹介します。耳の下指1本分のところにあるツボを押すと症状がやわらぐといわれていますので、急な頭痛の際には試してみてくださいね。
まとめ
辛い偏頭痛と肩こり。我慢しないでお薬を飲み、横になってしばらく休むことが改善への近道です。
ご自身の頭痛が緊張型ではないと思い当たる方は是非ご紹介した対処法を試してみてくださいね。