
本格的な冬になると多くの人が悩まされる花粉症。今や日本人の4人に1人が花粉症の悩みを抱えているといわれています。
そのためか、以前と比べて多くの花粉症に対するお薬が、病院、市販ともに発売されるようになりました。しかし、服薬にあたっては、その副作用をよく知ってから飲むことが重要です。
そこで今回は、花粉症の薬の副作用をご紹介したいと思います。
なぜ花粉症は起こるの?
日本人は世界的に見ても多くの花粉症患者のいる国の一つです。その背景には歴史と国の発展が関係しています。
戦後日本では多くの木がなくなってしまったことから、植林が各地で盛んに行われるようになりました。その樹木たちが現在樹齢約70年を迎え、成熟した木となり、多くの花粉を毎年2〜3月をピークに飛ばしています。
戦前も多くの木がありましたが、同時に土やほかの植物も生い茂っていたため、花粉が吸収され、飛散する量は少なかったといわれています。しかし、戦後の成長にともない、おもに都心では地面のコンクリート化が進み、花粉を吸収する土台が失われてしまいました。
行き場をなくした花粉の多くは空気中に分散され、人が生活するなかで、体内に取り入れられるようになってしまったのです。
こうして侵入してきた花粉を、体が異物とみなすことで、鼻水や鼻づまり、くしゃみといった症状で体外へ排出しようとしているのが花粉症の正体です。
花粉症のお薬によってよく起こる副作用一覧
冒頭でも触れましたが、日本人の花粉症患者の増加にともない、多くのお薬が出回るようになりました。
病院に行かずとも、市販で入手できるようになった花粉症の薬ですが、あくまで薬ですので、副作用があることも事実です。以下に成分ごとの副作用を挙げてみましょう。
抗ヒスタミン剤
アレルギー症状を引き起こす元となるのが、体内から放出されるヒスタミンです。このヒスタミンを抑える薬が花粉症薬として多く出されています。
このお薬の副作用は、なんといっても眠気をともなうことです。したがって、運転や機械の操作など集中力を要する仕事の方や、試験などがある際には服薬注意です。
また、抗ヒスタミン剤と同じ効用のあるものとして、オキサトミドがあります。こちらも月経不順を起こすなどの副作用が報告されていますので注意が必要です。
また、抗ヒスタミン系のお薬の特徴として、口の渇きや頭痛なども挙げられています。
抗ステロイド剤
ステロイドと聞くと、体に副作用を及ぼすというイメージをすでにおもちの方もいると思います。ステロイドは用法、容量を守って正しく使えば抗炎症など、とても効果のある薬なのですが、感染症や胃潰瘍、副腎機能の抑制といった副作用も報告されています。
また、緑内障の方や前立腺肥大により、排尿に問題を抱えている方も症状を悪化させる恐れがありますので、医師に応相談です。
血管収縮剤
花粉症の主な症状である鼻水、鼻づまりに効果のあるとされる点鼻薬に含まれていることの多い、血管収縮剤。これには、血管を収縮させてしまうことで、蓄膿症につながったり、薬なしでは鼻水が排出できなくなってしまったり、血管が縮まることで脳梗塞などの危険性も考えられます。
まとめ
辛い花粉症の症状を抑えるには、お薬を上手に取り入れることはおすすめです。
しかし、やみくもに用法を無視して期間を空けずに飲んだり、多くの量を服薬することは上記のような副作用が起こる確率が高くなりますので、注意が必要です。
きちんと用法容量を守ることが第一ですので、気をつけて服薬してくださいね。
では、花粉症の薬にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。