
花粉症は春になるものと決め込んではいませんか? たしかに、よく耳にするスギ花粉やヒノキ花粉は2-5月頃に飛散しています。
しかし、秋に数は少ないですが、秋に飛散する花粉も存在します。ここでは、そんな秋の花粉症に関する情報をまとめていきます。
飛散しはじめる時期は?
秋の花粉症は、8月から10月にかけて観測されます。同じ時期には、鼻風邪が流行しやすいので両者を取り違えないようにするのも重要です。
ポイントとしては、花粉症は透明でサラサラした鼻水、鼻風邪は黄色くて粘っこい鼻水が出ます。
また、種類によって異なりますが、花粉の飛散距離は約数十メートルほどで、空高くまで飛び上がる習性はありません。
症状一覧
花粉症の症状を大きく分けると、四大症状というメジャーな症状とその他のマイナーな症状に分けることができます。それぞれの症状について見ていきます。
四大症状
鼻水
サラサラで透明な鼻水が特徴的です。
鼻づまり
鼻の内部が炎症を起こして腫れていることが多く、鼻をかんでも詰まっている感じが残ります。
くしゃみ
アレルゲン(アレルギーの原因)となっている花粉やハウスダストに触れることで、鼻がムズ痒く感じ、くしゃみが頻繁に出ます。
目のかゆみ
目の粘膜でアレルギー反応が起こり、痒みが生じます。また、目が充血したり、涙や目ヤニができやすくなります。
その他の症状
喉の痛み
花粉が喉に付着するとアレルギー反応を起こし、喉が痒くなります。(痛みはありません。)
咳
喉の乾燥に花粉による痒みが加わり、小さい咳が絶えず生じます。また、鼻づまりが起きているため、口呼吸になり、唾液の量も少なくなるのも原因のひとつです。
頭痛
鼻づまりによって、脳に酸素が届きにくくなり、酸欠状態になることで頭痛が生じます。
痰 (たん)
鼻水の一部が喉に流れ込むことで、痰が誘発されます。
疲労感
全身に疲労感を覚えることがあります。
原因一覧
秋の花粉症の原因となる植物を紹介します。
ブタクサ
空き地や荒れた畑、路端などに群生しているアメリカ原産のキク科の雑草で、高さは約1メートルの一年草です。
春のスギ花粉と比べると飛散量は少なく、飛散距離は約10メートルと短いです。ちなみに、秋の花粉症の原因 No.1と植物です。
カナムグラ
路端や林の周辺に生えているツル状の一年草です。電柱や木に絡みついていて、棘があります。
ヨモギ
畑や荒れ地に生えていて、香りのある多年草です。
セイタカアワダチソウ
土手や手入れの行き届いていない耕地などに群生しています。
対策一覧
花粉症全般に通じるものですが、対策を紹介していきたいと思います。
近づかない
秋の花粉症の原因植物は春のものと比べて、遠くまで飛ばないという特徴があります。
ですので、アレルゲンとなっている植物に近づかないだけでも症状を抑えることができます。
通勤・通学中で、回り道をするのは面倒だと思っても、近づかないことがおすすめです。
帰宅後は花粉を払い落とす
帰宅後は、衣服に付いてしまった花粉を払い落とすようにしましょう。
しっかりと戸締りする
室内に花粉が侵入してこないように戸締りをしっかりとしましょう。
屋外ではマスクを
外を出歩く時には花粉を吸い込んでしまわないようにマスクを着用しましょう。
日頃の健康管理も
どんな病気でも言えることですが、日頃の体調管理をしっかりとしておくことが大切です。規則正しい生活やバランスのとれた食事を心がけましょう。
おすすめの市販薬
最後に花粉症一般におすすめの市販薬を紹介しておきたいと思います。
アレグラFX (久光製薬)
鼻炎薬によくある眠気が出ないのが出ないのが特徴的です。また、日常的に服用することで予防効果も期待できます。
ただし、服用の際にリンゴジュースなどを飲むと効果が弱まってしまうので注意が必要です。薬局で購入する場合には、薬剤師の指示に従ってください。
アレジオン10 (エスエス製薬)
効き目・眠気ともにほどほどの効果があります。初めて飲むのにはお手頃です。
ストナリニS (佐藤製薬)
鼻水や鼻づまりに対する効果は弱いですが、副作用の口の渇きが出ないのが嬉しい商品です。また、ノンカフェインなので、胃に負担がかかりません。
ザジテンAL (ノバルティス)
効果も眠気も強いのが特徴です。血管収縮剤は入っていないのですが、使用にあたって注意が必要です。
ベンザ鼻炎薬α (タケダ製薬)
即効性があり、効果も強力ですが、副作用の眠気も強力です。特に鼻水やくしゃみに効果を発揮します。人によっては、服用後に動悸を感じることもあります。
コンタック鼻炎Z (グラクソ・スミスクライン)
AGノーズ (第一三共ヘルスケア)
血管収縮剤が配合されており、即効性があります。個人差はありますが、人によっては症状が悪化する場合があります。
小青竜湯 (クラシエ)

鼻水に効き目のある漢方薬です。漢方薬なので、眠気はなく、妊婦でも安心してお使いいただけます。病院でも処方される薬です。
まとめ
今回は秋の花粉症に関する情報をまとめてきました。春だけでなく、秋にもやってくる花粉症。上記の情報を参考にして、乗り切ってくださいね。